新型コロナの影響で開催が見送られた三次の観光鵜飼が約2年ぶりに22日再開しました。

三次に夏の到来を告げる観光鵜飼、去年は新型コロナの感染拡大の影響などで中止され、今年は先月の大雨で川が増水したため予定より約1カ月半遅れで始まりました。

22日は遊覧船2隻が3隻の鵜舟を囲むようにゆっくりと川面を滑り始めました。

腰みのに烏帽子姿の鵜匠たちは、手縄を巧みに操りながらあかりに驚いた鮎や小魚をくわえた鵜をコントロールします。

遊覧ルートは西城川の濁流が収まっていないため通常より短いものの、初日にしては立派なサイズのアユを上手に捕まえていました。

(鵜匠会 日坂文吾会長)

「三次の川から元気を発信できるようになったので、機会がありましたら実際に船に乗って遊覧を楽しんでいただければ」

観光鵜飼は9月10日までの予定で感染対策のため定員を半数にして行います。