栃木県と宇都宮市は9日、新たに17人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

感染が確認されたのは、足利市、那須塩原市、さくら市、野木町、小山市、栃木市、日光市、鹿沼市、宇都宮市などの10代から70代までの男女17人です。

このうち2人は県内74例目のクラスターが発生したさくら市の接待を伴う飲食店で感染が確認された60代女性の接触者です。

県内の感染者は累計7209人、現在の療養者は193人、重症者は9人、入院調整中は8人となっています。

一方、県議会事務局は西川鎭央議員の感染が判明したことを受け、9日に緊急の会議を開きました。

委員会活動で西川議員と同じバスに乗った議員ら16人について全員の陰性が確認されたものの、議会活動は西川議員と最後に接触があった日から1週間程度となる今月13日まで停止することを決めました。

一方、新型コロナウイルスのワクチン接種について、ワクチンの供給が今月以降減少し各市町で計画の見直しが迫られていることなどから県は9日、田村憲久厚生労働大臣と河野太郎新型コロナウイルスワクチン接種担当大臣に対し緊急の要望書を提出しました。

市町の必要量を確実に配分することや職域接種について速やかに申請の承認を行い、国が責任をもってワクチンを供給することなど3項目を求めています。

近県の状況は埼玉県で1人の死亡と150人の感染、茨城県で35人の感染、群馬県で5人の感染を発表しています。