栃木県と宇都宮市は8日、新たに19人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

さくら市では県内74例目となるクラスターが確認されています。

感染が確認されたのは、佐野市、宇都宮市、さくら市、真岡市、足利市、高根沢町、鹿沼市の未就学児から70代までの19人です。

このうちの1人について県議会事務局は西川鎭央県議と発表しました。

8日、微熱があったため議会活動を欠席して検査した結果、陽性が判明したということです。

事務局では9日に予定していた委員会を延期し、議会棟3階の議員控室は安全が確認されるまで立ち入りを禁止します。

また、4人はさくら市内にある接待を伴う飲食店が感染経路とみられ、この店では従業員2人、利用客4人の合わせて6人の感染が分かったことから、県は県内74例目のクラスターと認定しました。

マスクをつけずに飲食やカラオケをしたことが原因とみられています。

県内の感染者は累計で7192人となりました。

療養者は201人、重症者は9人、入院調整中は5人です。

また、鹿沼市は4日の新型コロナウイルスのワクチン接種会場で60代の男性に対しワクチンが入っていない空の注射器で空気0.3ミリリットルを誤って注射するミスがあったと発表しました。

男性は現在までに体調に変化はなく、このあと医師のチェックを受けワクチン接種を済ませました。

原因はワクチンが充てんされていない注射器1本が接種ブースに運び込まれたためで、市はチェック体制を強化して再発防止に努めるとしています。

近県の状況は埼玉県で1人の死亡と155人の感染、茨城県で26人の感染、群馬県で6人の感染が発表されています。