特殊詐欺で1600万円被害 料金未納メールで25回振り込む
今年4月から5月にかけて宇都宮市内の60代の女性が現金1,600万円以上をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭っていたことが分かりました。
宇都宮東警察署によりますと、今年4月21日、宇都宮市内の66歳の女性の携帯電話に料金未納に関するメールが届きました。
女性がメールに記載された連絡先に電話をかけたところ「あなたのスマートフォンがウイルスに感染して悪用されている」「サイトの利用料金が未納になっている」「支払わなければ裁判になる」などと電話事業者や弁護士などを名乗る男から言われました。
女性はこれを信じ宇都宮市など県内各地の金融機関のATMで今年5月25日までの間に25回にわたって現金合わせて1,679万9,200円を振り込んだということです。
相手と連絡がつかなくなり詐欺の被害に気が付いたということです。
県内の特殊詐欺では、今年に入り最大の被害額です。
警察では身に覚えのない金銭を要求するメールや電話を受けたときには家族などに相談するよう呼びかけています。