栃木労働局は6日、2023年の開業を目指して建設が進められている次世代型路面電車LRTの工事現場を訪れ、安全対策の取り組みを確認しました。

工事現場のパトロールは7日までを期間とする全国安全週間の一環で行われたものです。

栃木労働局から藤浪竜哉局長などが宇都宮市下平出町の現場を訪れ、「管理棟」や車両の収容や整備を行う「車両基地」を視察しました。

転落や転倒のリスクがある穴の開いた箇所に手すりや囲いなどの安全対策がなされているかや熱中症対策として温度計や給水設備が設置されているかなどについて細かくチェックをしていきました。

栃木労働局によりますと、去年1年間に発生した県内の労働災害のうち建設業の分野では200人が事故に遭っていて、このうち3人が命を落としています。

中でも転落や転倒の事故が多く、栃木労働局では足場をより頑丈にするようになど事故防止に向けて具体的なアドバイスを行いました。