市長や町長と福田富一知事が地域の課題について意見交換する市町村長会議が6日宇都宮市内で開かれました。

今回は宇都宮市、下野市、上三川町、壬生町の2市2町の市長と町長が参加しました。

県は11月末までに全ての世代の希望者への新型コロナウイルスワクチンの接種を完了させる方針ですが、ここにきて国から7月以降のワクチンの具体的な供給量や配送日などが示されていません。

宇都宮市では高齢者の次の優先接種対象者である「基礎疾患のある人」の予約から1回目と2回目の同時受付をはじめていて、宇都宮市の佐藤栄一市長は「今後の接種計画を遂行するためには供給量と供給時期を早期に示してほしい」と国へ要望していくことが必要だと述べました。

この提案を受け福田知事は「計画通り接種が進まない懸念があるので国には強く要望していく」と応えました。

そのほかの市長町長からは64歳以下の一般接種に向けて接種率を上げるためにSNSを使った若い世代への広報や年齢に応じた予約期間を短くして接種を早めていく方法などより良い接種の進め方について意見を交わしました。

また会議では先日、静岡県熱海市で発生した土砂災害について話が及び、福田知事は住民の生命と財産を守るために県と市や町が連携しながらそれぞれの役目を果たしていければならないと呼びかけました。