先月、千葉県八街市で下校中の小学生5人がトラックにはねられて死傷した事故を受け、鹿沼警察署などは5日、鹿沼市内10カ所の通学路で小中学生への見守り活動とドライバーへ交通安全指導を行いました。

5日の朝、鹿沼市内の通学路となっている交通量の多い交差点10カ所では警察官や市の職員などおよそ50人が登校中の小学生や中学生を見守りました。

このうち小学校と中学校が近くにある鹿沼市西茂呂の交差点では佐藤信市長などが「スピードひかえめに」や「思いやり運転」と書かれたプラカードを掲げてドライバーに注意を呼びかけました。

先月、児童2人が死亡し、3人がけがをした千葉県八街市の事故現場は交通量が多いもののガードレールや歩道がなく過去に住民から対策の要望があった道路でした。

鹿沼市でも2011年に、登校中の児童6人がクレーン車にはねられ死亡する事故が起きていて子どもたちが犠牲になる事故が絶えません。

鹿沼警察署では、関係団体と協力して登下校中の見守り活動を行うとともに通学路の再点検についても事故を防ぐために引き続き行っていきたいとしています。