子どもたちが栃木県内の大学や企業、団体などで実験や職業体験などに取り組む「とちぎ子どもの未来創造大学」が今年も開かれ、4日に宇都宮市内で開校式が行われました。

「とちぎ子どもの未来創造大学」は小学4年生から中学3年生までの子どもたちに自ら学ぶ意欲を身に付けてもらおうと、2014年度から県教育委員会が毎年開いているものです。

開校式で県教育委員会の荒川政利教育長が「何事にも興味を持って学習してほしい」とこれからの学習に向けて子どもたちに呼びかけました。

今回は新型コロナウイルスの影響で、メイン会場に入りきれなかった子どもたちのために施設内の別の場所や矢板市、佐野市の県の施設に会場の様子が配信されました。

また「ざんねんないきもの辞典」の監修などで知られる動物学者の今泉忠明さんが特別講座を行いました。

きれいな羽が特徴のクジャクのオスですが、異性へのアピールのためとされていたこの大きな羽は実はアピールには関係ないかもしれないことなど、今泉さんが生き物にまつわる意外な情報や不思議な生態について説明すると子どもたちは興味津々に聞き入っていました。

今後、子どもたちは大学や企業などでの講座を通して学習する楽しさを身に付けていきます。