総務省は25日、令和2年の国勢調査の人口速報集計を公表しました。

『200万県民』と称された栃木県の人口ですが、2010年の調査以降連続で減少し『193万人』まで減っています。

国勢調査は「統計法」に基づいて5年に一度、行われる調査です。

それによりますと栃木県の人口が初めて200万人を超えたのは2000年で、2005年には201万人で最も多くなりましたが、

2010年以降、減少に転じ2015年には197万人にそして今回2020年には193万人となりました。

5年の間に県民が4万人減った計算です。

また、前回調査と比べた増減率も2.0%と減少幅が拡がっているのが気になります。

都道府県別では人口が増えたのは東京や神奈川など大都市が中心で、逆に秋田や青森、岩手では5%から6%人口が減っています。

一方、県内の市町別の数字を見ると5年前と比べて人口が増えたのは宇都宮市と下野市、小山市の3ヵ所ですが『微増』です。

減少したのは残りの22の市と町で減少幅が大きかったのは那珂川町や塩谷町、茂木町でした

また数でみると日光市では5年で5700人、足利市で4600人、鹿沼市で4300人減っています。

人口が県内全体で減少傾向にある中、世帯数は昭和30年、1955年から増加が続いていて、

79万3753世帯となっていますが、1世帯当たりの人員は毎回減って「2.44人」で過去最少を更新しました。