栃木県経済同友会は23日、今年度の総会を開いて、退任する中津正修筆頭代表理事の後任に足利銀行の松下正直会長が就くことを正式に決めました。

中津氏はトヨタウッドユーホームの代表取締役社長などを経て現在は会長を務めていて、同友会では2019年から筆頭代表理事として県内経済界をけん引してきました。

今回は2年の任期を満了する形で退任する意向を示し、総会では後任に足利銀行取締役会長の松下氏が就くことが決まりました。

そのほか、代表理事にトヨタカローラ栃木の喜谷辰夫代表取締役社長が、専務理事に同友会の平出孝夫氏が選ばれました。

中津氏は今後、名誉理事となります。

また、優れた活動を実践した企業や団体の表彰が行われ、壬生町でキノコの種、種菌を製造販売する北研の川嶋健市取締役会長が優秀経営者賞を受賞しました。

優秀起業家賞には小山市の坪野谷紙業の坪野谷光男代表取締役会長が、社会貢献活動賞と美しいまちづくり賞にはそれぞれ不登校の子どもたちを支えるNPO法人キーデザインと大田原市須賀川地区で荒廃した茶畑の復活など地域活動を進めるやみぞあづまっぺ協議会が選ばれました。