23日、DeNA戦で今季初先発した巨人・山口俊

写真拡大

○ 巨人 4 − 2 DeNA ●

<10回戦・富山>

 アメリカ球界への挑戦を経て巨人に帰ってきた山口俊が、復帰戦で6回途中1失点と力投し初登板初勝利。打線でも3番・丸佳浩が2本塁打を放つなど、攻守の役者揃い踏みで今季2度目の4連勝を飾った。

 山口は初回に2番・柴田竜拓にソロ本塁打を浴びたものの、2回以降は要所を締めてゼロ行進。疲労の色が見え始めた6回に連続四球で満塁のピンチを招き降板したが、2番手・大江竜聖がこのピンチを無失点で切り抜ける好救援。山口は“ぶっつけ本番””のNPB復帰戦で5回2/3(101球)を投げて5安打1失点、2四球5三振と力投した。

 援護したい打線も1点を追う2回に4番・岡本和真と5番・坂本勇人の連続長打で試合を降り出しに戻すと、打撃好調の3番・丸佳浩が決勝2ランを含む2本塁打。「1番・左翼」の松原聖弥は好守連発で守り立てた。

 山口の降板後はピンチの連続だったが、計7投手の細かい継投で逃げ切り成功。8回は田中豊樹、9回はビエイラがそれぞれ1イニングを無失点に抑えた。

 2019年9月20日のDeNA戦(横浜)以来、642日ぶりの勝利となった山口は、試合後のヒーローインタビューで攻守で支えたバックに感謝を述べつつ、「特に大江が厳しいところで抑えてくれて。またベンチに帰ってからありがとうと声をかけたいと思います」と好救援を見せた2番手左腕に感謝。「まだまだこれからが本当の勝負になってくると思うので、チームが1勝でも多く勝てるように頑張っていきます」と力を込めた。