【MLB】大谷翔平、リアル二刀流で183キロ2点二塁打 初回4失点も同点劇を牽引、自ら援護

「2番・投手」でメジャー2度目の投打同時出場

■レンジャーズ ー エンゼルス（日本時間27日・テキサス）

　エンゼルスの大谷翔平投手は26日（日本時間27日）、敵地のレンジャーズ戦で「2番・投手」で先発した。2回の第2打席で右翼線2点二塁打を放ち、4試合連続安打をマークした。

　バットが火を噴いた。3点を追う2回2死一、二塁。右腕ライルズのフォーシームを右翼線へ引っ張った。打球速度113.8マイル（約183キロ）。一塁走者フレッチャーも生還した。さらに続くトラウトの左前適時打で同点のホームへ。一気に追いついた。

　初回1死の打席では右腕ライルズから四球で出塁。トラウトの中前打で二塁へ進み、2死後、ウォルシュの右前打で一気にホームへ。先取点となるホームへ滑り込んだ。しかし、初回の投球では1死一、二塁からロウに右越え3ランを被弾。さらにガルシアの四球とソラックの死球、暴投で同二、三塁とし、ダールの右犠飛で4点を許した。

　今季3度目のマウンドは中5日を空けての登板で、勝てば2018年5月20日（同21日）の本拠地・レイズ戦以来1072日ぶりの勝ち星となる。大谷は2回から立ち直った。2回から3イニング連続で3者凡退。5者連続三振を奪った。5回まで3安打4失点、2四球9奪三振。フォーシームの最速は99.3マイル（約159.8キロ）。勝利投手の権利を手にした。

　6回の打席ではバント安打で出塁。ウォルシュの適時二塁打で8点目のホームを踏んだ。打撃成績は3打数2安打2打点3得点だった。

　球団によると、メジャー最多本塁打の選手が先発登板するのは1921年6月13日のベーブ・ルース（ヤンキース）以来100年ぶり。当時のルースはメジャー1位の19本塁打でタイガース戦に「3番・投手」で先発。5回5安打4失点で勝ち投手となり、打撃では3打数2安打2本塁打3打点2四球と活躍した。（Full-Count編集部）