エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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敵地レンジャーズ戦で「2番・投手」で先発した

■レンジャーズ ー エンゼルス(日本時間27日・テキサス)

 エンゼルス大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地のレンジャーズ戦で「2番・投手」で先発した。指名打者制を解除した投打同時出場は22日ぶりメジャー2度目。初回の第1打席は四球を選び、先制のホームを踏んだ。しかし、立ち上がりの投球で4番・ロウに逆転3ランを被弾。初回は1奪三振3四死球、2安打4失点だった。

 まずは足で見せた。初回1死の打席では右腕ライルズから四球で出塁。トラウトの中前打で二塁へ進み、2死後、ウォルシュの右前打で一気にホームへ。先取点となるホームへ滑り込み、自らを援護した。

 初回の投球。先頭・カルフーンを三塁内野安打を許したが、カイナーファレファを中飛に。ギャロの四球で1死一、二塁にピンチを広げ、ロウに甘く入ったスライダーを右越え3ランとされた。ガルシアの四球とソラックの死球、暴投で二、三塁とし、ダールの右犠飛で4点を許した。

 大谷は4日(同5日)の本拠地・ホワイトソックス戦でメジャーで初めて投打同時出場し、その後は右手中指マメの影響で登板を回避。20日(同21日)の本拠地・レンジャーズ戦で投手復帰し、4回1安打無失点、7奪三振7四死球と制球難に苦しんだ。フォーシームの球速を最速97.7マイル(約157.2キロ)に抑えた投球で75球前後と球数は制限されたが、この日は「制限はない。球数制限をかけて試合に入るつもりはない」とマドン監督は明言した。

 今季3度目のマウンドは中5日を空けての登板。勝てば2018年5月20日(同21日)の本拠地・レイズ戦以来1072日ぶりの勝ち星となる。球団によると、メジャー最多本塁打の選手が先発登板するのは1921年6月13日のベーブ・ルース(ヤンキース)以来100年ぶり。当時のルースはメジャー1位の19本塁打でタイガース戦に「3番・投手」で先発。5回5安打4失点で勝ち投手となり、打撃では3打数2安打2本塁打3打点2四球と活躍した。(Full-Count編集部)