古着屋で購入したコートにメモが(画像は『Scott Murray 2021年4月8日付Facebook「#deathnote Thrift shopping JoAnn found this lovely red jacket and it had a note pinned in the pocket」』のスクリーンショット)

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リサイクルショップなどの商品には、小さなシミや傷など前の所有者が使用した痕跡が残っていることがある。アメリカのある女性は古着屋で赤いコートを購入したが、前の所有者が残していた悲痛なメモがあることに気付いた。『Daily Star』『Mirror』などが伝えている。

米フロリダ州マイアミに住むスコット・マレイさん(Scott Murray)が今月8日、変わった中古品や古着などの情報を共有するFacebookグループ「Official Weird Second Hand Finds That Need To Be Shared Page」に投稿した内容が注目を集めている。

スコットさんの投稿には、2年前に妻のジョアンさん(JoAnn)が古着屋で購入したコートについて「リサイクルショップでジョアンはこの素敵な赤いコートを見つけたんだけど、ポケットにメモが貼り付けられていました」と綴られていた。またコートを着たジョアンさんと、ポケットの裏側にピンで留められたメモの写真も添えられている。

メモには手書きで「このコートを着せたまま私を埋葬して欲しい」とあり、コートの前の所有者で女性と思われる人物が残したメモのようだ。しかしジョアンさんの手元にコートがあるということは、メモに託したその人の願いは叶えられなかったことになる。

コートを購入したジョアンさんも複雑な気持ちだったことと思われるが、スコットさんの投稿を目にした人たちはメモの主に同情する声があがった。

「死ぬ前の最後の願いが叶えられなかったなんて…。」
「その女性が、もっと素敵なものを着て埋葬されたと思いたいよ。」
「残念ながら、このコートの持ち主が亡くなった後に遺族は服をどっかに寄付しちゃったんだよ。」

中には「ちょっと気味が悪い」といった意見もあったが、「同じようなことをしたことがある」という人から次のようなコメントが届いた。

「私は父のために、これと同じようなことをしました。父の葬儀の時、もしかしたら葬儀スタッフが父の上着を脱がせてリサイクルショップに売ってしまうんじゃないかと思ったからなんです。」

「もし父の上着を購入した誰かが私のメモに気付いて、連絡ができるようにしました。この女性は願いが叶えられなかったのね。可哀想に…。」

一般的にはリサイクルショップや古着屋などで売られる洋服はポケットの中を確認したのちに販売するようだが、海外で古着を購入する際はポケットの中や裏地を確認する必要がありそうだ。

画像は『Scott Murray 2021年4月8日付Facebook「#deathnote Thrift shopping JoAnn found this lovely red jacket and it had a note pinned in the pocket」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)