ラグビー日本代表に学ぶ「プレッシャーに強い人」になるためのたった一つの方法
2015年、日本中がラグビーに熱狂したのは記憶に新しい。
ラグビーワールドカップにて、日本代表は優勝候補の南アフリカ代表を残り2分で逆転、34−32で倒すという快挙を成し遂げた。今でも「スポーツ史上最大の番狂わせ」と評される試合である。
■ラグビー日本代表に学ぶ「プレッシャーに勝つたった一つの方法」
ラグビーは番狂わせが起こりにくいスポーツとして知られている。なぜ、前評判の決して高くなかった日本代表が、誰も予想しなかった“ジャイアント・キリング”を生むことができたのか。その大きな要因の一つとなったのが、当時の日本代表ヘッドコーチだったエディ・ジョーンズ氏の存在だ。
エディの著書『プレッシャーの力』(ワニブックス刊)によると、彼は日本代表チーム、選手個人を強くするために、並大抵ではない激しいプレッシャー、ハードワークを選手たちに課した。
長期合宿を組み、早朝5時から夕方までハードワークを行い、選手を徹底的に追い込み、プレッシャーを与えた。ハードワークを課すことで、限界ギリギリまで努力させる。そうして、選手たち、チームの潜在能力を引き出し、重圧に勝つ準備を施したのだ。
スポーツに限らず、ビジネスにおいても、プレッシャーとどう向き合うかは重要だ。プレッシャーに負けて、本来できるはずだったことができなかったり、力が発揮できなかったという経験は誰にでもあるだろう。何かで成功したい、勝ちたい、と願うならば、プレッシャーから逃げずに、逆にコントロールして「力」にすることが大切なのだ。
ラクビー選手のように強靭な肉体を持っていても、極限までハードワークを課すことは、なかなかできるものではない。けれど、普通のビジネスマンでもプレッシャーに勝つ方法をエディ・ジョーンズ氏は教えてくれる。
まず一ついえるのは、プレッシャーに勝つには「準備が9割」ということ。相手を過剰に意識するのは得策ではない。
ビジネスシーンでは、商談相手やプレゼンの相手となるだろうが、「相手のパフォーマンス」や「相手の反応」という、自分たちでコントロールできないことを思案しても、不安が広がるだけになりやすい。自分のコントロール外だと割り切り、自分側に目を向けることが準備のコツだ。最善の準備を積み重ね、どのような状態で挑むかの主体は、いうまでもなく自分である。
100%の努力をして徹底的に準備を重ねることで、勝敗の9割は決まる。ただし、それでもやろうとしたことを完璧を達成することは不可能だろう。準備では対応できない「残りの1割」の存在を受け止め、この不確定要素にその場でいい対応をできる状態で勝負に挑むのが正解。いい準備をした後は、いい精神状態で勝負に挑む。
徹底的な準備で、勝負の9割を固める。それが勝負の前のプレッシャーに対処する術なのだ。
本書の巻末解説にて、エディ・ジョーンズ氏の指導を受けた元日本代表・廣瀬敏朗氏が、「プレッシャーをかけられつつ、もがきながら進むことで、新たなフェーズに進める」と述べる。プレッシャーを利用し、力にする。そのための方法を身につけることで、仕事やプライベートでもいい成果を出せるはずだ。
(T・N/新刊JP編集部)
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■ラグビー日本代表に学ぶ「プレッシャーに勝つたった一つの方法」
ラグビーは番狂わせが起こりにくいスポーツとして知られている。なぜ、前評判の決して高くなかった日本代表が、誰も予想しなかった“ジャイアント・キリング”を生むことができたのか。その大きな要因の一つとなったのが、当時の日本代表ヘッドコーチだったエディ・ジョーンズ氏の存在だ。
長期合宿を組み、早朝5時から夕方までハードワークを行い、選手を徹底的に追い込み、プレッシャーを与えた。ハードワークを課すことで、限界ギリギリまで努力させる。そうして、選手たち、チームの潜在能力を引き出し、重圧に勝つ準備を施したのだ。
スポーツに限らず、ビジネスにおいても、プレッシャーとどう向き合うかは重要だ。プレッシャーに負けて、本来できるはずだったことができなかったり、力が発揮できなかったという経験は誰にでもあるだろう。何かで成功したい、勝ちたい、と願うならば、プレッシャーから逃げずに、逆にコントロールして「力」にすることが大切なのだ。
ラクビー選手のように強靭な肉体を持っていても、極限までハードワークを課すことは、なかなかできるものではない。けれど、普通のビジネスマンでもプレッシャーに勝つ方法をエディ・ジョーンズ氏は教えてくれる。
まず一ついえるのは、プレッシャーに勝つには「準備が9割」ということ。相手を過剰に意識するのは得策ではない。
ビジネスシーンでは、商談相手やプレゼンの相手となるだろうが、「相手のパフォーマンス」や「相手の反応」という、自分たちでコントロールできないことを思案しても、不安が広がるだけになりやすい。自分のコントロール外だと割り切り、自分側に目を向けることが準備のコツだ。最善の準備を積み重ね、どのような状態で挑むかの主体は、いうまでもなく自分である。
100%の努力をして徹底的に準備を重ねることで、勝敗の9割は決まる。ただし、それでもやろうとしたことを完璧を達成することは不可能だろう。準備では対応できない「残りの1割」の存在を受け止め、この不確定要素にその場でいい対応をできる状態で勝負に挑むのが正解。いい準備をした後は、いい精神状態で勝負に挑む。
徹底的な準備で、勝負の9割を固める。それが勝負の前のプレッシャーに対処する術なのだ。
本書の巻末解説にて、エディ・ジョーンズ氏の指導を受けた元日本代表・廣瀬敏朗氏が、「プレッシャーをかけられつつ、もがきながら進むことで、新たなフェーズに進める」と述べる。プレッシャーを利用し、力にする。そのための方法を身につけることで、仕事やプライベートでもいい成果を出せるはずだ。
(T・N/新刊JP編集部)
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