躍動インテルがユベントスに完勝、イタリア・ダービーを制す《セリエA》

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セリエA第18節、インテルvsユベントスのイタリア・ダービーが17日に行われ、2-0でインテルが完勝した。

前節ローマ戦を2-2の引き分けに持ち込まれた2位インテル(勝ち点37)は、4日前に行われたコッパ・イタリアのフィオレンティーナ戦では延長戦までもつれ込んでしまった中、ルカクの決勝弾で勝利した。ややコンディション面で不安がある中、フィオレンティーナ戦のスタメンから6選手を変更。ルカクやデ・フライ、ブロゾビッチら主力が先発に戻った。

一方、前節サッスオーロ戦を10人となった相手に大苦戦を強いられた中、後半終盤の2発で何とか勝利した4位ユベントス(勝ち点33/1試合未消化)は、同じくコッパ・イタリアではジェノア相手に延長戦までもつれ込んだ中、ラフィアのデビュー弾で勝ち上がった。そのジェノア戦のスタメンから8選手を変更。モラタ、キエッリーニ、ベンタンクールのみ引き続きスタメンとなった。

立ち上がりの主導権争いを経て11分、ユベントスに最初のチャンス。ラビオのミドルシュートがGKハンダノビッチを強襲した。しかし13分、インテルが最初のチャンスを生かして先制する。右サイドのバレッラが左足で上げたインスウィングのクロスにファーサイドのビダルがヘディングで叩き込んだ。

ビダルの恩返し弾で先手を取ったインテルが流れを引き寄せる中、23分に追加点のチャンス。カウンターからルカクがGK強襲のシュートを浴びせ、ルーズボールにラウタロが詰めるもシュートは枠を捉えきれなかった。

続く32分にはルカクの力強い突破を起点に再びラウタロがシュートに持ち込んだインテルがユベントスを牽制すると、38分にもビッグチャンス。バレッラが右サイドを持ち上がってクロスを送り、ルカクがオンターゲットのシュートを放った。

インテルペースで進んだ前半を終えて迎えた後半、52分に追加点が生まれる。バストーニのロングフィードに抜け出したバレッラがボックス右に侵入してそのままシュートを決めきった。

2点を追う展開となったユベントスは3枚替えを敢行。ラビオ、ラムジー、フラボッタに代えてマッケニー、クルゼフスキ、ベルナルデスキを投入した。

しかし、インテルが引き続きユベントスに何もさせずに時間を進めていく。そして87分のキエーザの決定的なシュートをGKハンダノビッチが好守で凌いだインテルが2-0で完勝。イタリア・ダービーを制し、明日試合を行う首位ミランに勝ち点で並んでいる。