コロナ禍で観たトヨエツの手話を覚えたい! ゲーム感覚で手話が覚えられるスマホアプリ
名作ドラマの再放送は、昔もみたドラマを再度観て改めて感動する人、初めて観て感動する人も多く、大きな話題となった。筆者も巣ごもりしながら再放送の名作ドラマを観ていて「愛していると言ってくれ」というドラマにハマった。
「愛していると言ってくれ」は、
25年前の1995年に放送されたドラマで、リアルタイムでも観て感動した覚えはあるが、改めて観てさらに良さを再認識した。
ストーリーは、聴覚障害を持ったトヨエツこと豊川悦司と女優の卵である常盤貴子が愛を育んでいくドラマだが、聴覚障害者が主人公ということで、当然、ドラマ中に手話がたくさん登場する。
若かりしトヨエツはもちろん非常にカッコ良く、また大きくてスラッと伸びる指で表現する手話が美しかった。
ドラマを見ながら筆者も、
「手話を覚えたい!」
そう強く思ったのだった。
そこで、勉強する方法をいろいろ模索した。
ひとつは、
NHKのEテレでやっている手話の番組を観る。
もうひとつは、
区が開催している手話サークルに参加する。
そしてもうひとつが、
スマートフォンのアプリを使った学習だ。
NHKの番組はさっそくテキストを購入して毎週視聴することにした。
手話サークルはコロナ禍のため、当時は活動を休止していたので、再開まで待つことにした。
そしてスマートフォンの手話学習アプリをいろいろ探してみた。
そこで筆者が見つけたのが、「ゲームで学べる手話辞典」。
ゲームで学べる手話辞典は、
ソフトバンクが社会貢献活動のために開発したアプリ。
Android用、iPhone用の2種類が用意されている。
ゲームを進めていくと、有料で単語を増やせる。
収益の一部は聴覚障がい者支援団体などに寄付されている。
●「学ぶ」モードでは速度調整やカメラの角度調整が可能
このアプリには「学ぶ」モードと「遊ぶ」モードがある。

最初の画面で「学ぶ」を選択すると、五十音順に単語が並ぶ
一から単語を覚えたい! その場合は、
「学ぶ」モードをタップ。
五十音順に単語一覧が表示されるので、単語をタップすれば3Dアニメーションが再生される。
また知りたい単語をキーワード検索してアニメーションを見ることも可能だ。
アニメーションは、再生速度を遅くすることや、カメラの角度を変更することもできる。
手話は対面していると、右手と左手が逆になるため、初心者はどちらの手でどういう動きをしているのかがわかりづらい。
このアプリには背面透過機能があり、画面をドラッグすることでカメラを自分のほうに向けることができるので話者視点で手の動きを確認できる。

静止画だけでは表現が難しい手話を動画で確認できる。説明を表示したり再生速度を遅くしたりもできる

左右の手の動きが異なる場合も、自分と同じ側から動きを確認できる
●「遊ぶ」モードでは敵を倒しながら手話を覚えられる
「遊ぶ」モードでは、手話の動画を見て何を表現しているかを当てることができる。
当たったら敵を倒して先へ進んでいけるというゲームスタイルで学習できる。
何を表現しているかわかったら、フリック入力で文字を入力する。
正解または不正解で先に進めたり、ゲームオーバーになったりする。

動画を見てその手話が表現している意味(単語)を入力する
「遊ぶ」モードは、
ある程度「学ぶ」で学んでから遊ぶのがオススメだが、ゲーム感覚でこちらから始めるのもアリだと筆者は思った。
筆者の場合、ドラマで「ありがとう」「会いたい」「一緒」「お芝居」など、いくつかの単語だけは知っていたので、「遊ぶ」モードから始めた。
手話の辞典的なものは多いのだが、「逆引き」、いわゆる「手話表現からその単語を導き出す」といったアプローチのコンテンツは少ない。
その点、ゲームで学べる手話辞典では、クイズ的に楽しみながら覚えられる。
筆者はといえば、7月に手話サークルが再開されたこともあり、そちらにも通いつつ、外出先などのちょっとした空き時間にはこのアプリで日々鍛錬している。
なお本アプリは、無料で提供される単語は約1400語。
単語が追加できる有料の追加コンテンツには、以下のようなものがある。
・日常会話単語集 約1800語
・接客用語集 約600語
・専門用語集 約600語
各445円。
収益の一部が聴覚障がい者支援団体などに寄付されることもあり、財布の紐もゆるくなったわけではないが、筆者はすべて購入した。
少しでも手話に興味がある人は、ぜひこのアプリで遊びながら学習してみてほしい。
執筆 内藤由美
