世紀の対決制して混沌?アーモンドアイの年度代表馬への道のり
この最強対決を制したことで年度代表馬争いもアーモンドアイで決着……となりそうなところですが、むしろこちらはさらなる混戦となっています。
賞の選考は毎年1月に競馬記者の投票によって行なわれます。まず「最優秀2歳牡馬」「最優秀2歳牝馬」「最優秀3歳牡馬」「最優秀3歳牝馬」「最優秀4歳以上牡馬」「最優秀4歳以上牝馬」「最優秀短距離馬」「最優秀ダートホース」「最優秀障害馬」という各賞が選考されたのち、受賞馬のなかから年度代表馬が選出されるという流れです。
今年度は各部門でGIを複数制する有力候補が続出しており、3歳牡馬には三冠のコントレイル、3歳牝馬には同じく三冠のデアリングタクト、4歳以上牝馬ではヴィクトリアマイル・天皇賞(秋)・ジャパンカップでGI3勝としたアーモンドアイと、安田記念・スプリンターズS・マイルCSと短距離路線でGI3勝のグランアレグリアとがおり、GI3勝で並ぶ馬が現時点で4頭います。
さらに今後のレースの結果によっては、大阪杯・エリザベス女王杯を制して有馬記念で今年度GI3勝目を狙うラッキーライラックや、帝王賞・JBCクラシックを制したクリソベリルがチャンピオンズCを制して名乗りをあげる可能性もあります。すでにGI3勝のコントレイル、デアリングタクトが有馬記念に出走して勝てば今年度GI4勝目で一歩抜け出しますが、そうならなかった場合はGI3勝で並ぶ各馬による混戦となるのです。
とりわけ悩ましいのは最優秀4歳以上牝馬の選考で、この部門はアーモンドアイとグランアレグリアのいずれかが選出されると目されますが、実は今年度の安田記念において両馬は直接対決を行ない、グランアレグリアが勝っているのです。GI3勝の内訳でもアーモンドアイは4歳以上牝馬限定戦のヴィクトリアマイルが入っており、GI3勝とも3歳以上による混合戦を制してきたグランアレグリアが上回ります。