アパホテルの新宿歌舞伎町タワー

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 政府の旅行喚起事業「Go To トラベル」は、高級ホテルの宿泊料金が大幅に割り引かれる点が魅力だが、身近なビジネスホテルをさらに格安な料金で泊まることもできる。お得なビジネスホテル活用術を各ホテルや専門家に聞いた。

 全国展開のホテルチェーン「アパホテル」では、「GoTo」適用前の時点で、東京都内のホテルでもシングル利用は10月の平日、土日とも1人で1泊の価格が税込み4000〜5000円と低価格だ。

 4000円の部屋をアパホテル公式の予約サイトから宿泊予約すると、「GoTo」による35%の宿泊割引が適用されて2600円に、さらに1000円分の地域共通クーポンが付く。加えて10%分の「アパポイント(1ポイント=1円)」が付与される。さらに公式アプリを経由してチェックイン手続きを済ませると、初回限定で390円分のポイントが追加される。

 混雑具合が気になるが、「13日の時点で、10月の宿泊予約は50%程度、11月の宿泊予約は20%程度だ」とアパグループの広報担当者。一部ホテルでは大浴場や運動施設なども併設されていて、レジャー目的の利用にも応えている。

 同じく全国展開のホテルチェーン、東横インではコロナ禍以前からオープン後3カ月以内のホテルを対象に「サンキュー・ゴメンネキャンペーン」として宿泊料金を割引している。対象ホテルの1つ、「東横イン浅草蔵前」では1人で1泊の価格が税込み3950円だが、「GoTo」を使うと2568円まで値下がりする。13日現在、東京都、愛知県、大阪府、奈良県、広島県、島根県の計7ホテルがキャンペーンの対象で、全ホテルに無料の朝食サービスも付いている。

 大浴場付きホテルが特徴のホテルチェーン「ドーミーイン」は、東京、大阪ともに素泊まりの相場は1人1泊で4000〜8000円台だが、「GoTo」を使うと2000〜5000円台まで下がる。「10月は東京で3割、大阪で4割の空きがある」と運営会社の共立メンテナンス広報担当者。素泊まりでも夜間にはハーフサイズのラーメンが無料で提供される。朝食(大人1人1500円)には、都内のホテル限定でメニューにローストビーフが追加される特典もあるという。

 東京都内の旅行については都独自の上乗せ補助もあり、23日から予約が始まる。宿泊を伴う旅行の場合、「GoTo」併用で9000円以上、併用なしで6000円以上について1人1泊5000円が助成される。宿泊のみの場合、「GoTo」併用で9000円以上について5000円が助成されるが、併用なしでは適用されない。

 一方、旅行ジャーナリストの大川原明氏は「地方展開のビジネスホテルでは、朝食で地域の食材を楽しめる魅力がある。予約前には、各宿泊サイトの口コミを確認するとサービスの様子も分かりやすい」ともアドバイスする。

 コストパフォーマンスでは、ビジネスホテルに軍配が上がりそうだ。