卵でとじないカツ丼って一体!? 「虎の門横丁」で見つけた新感覚おしゃれメニュー
虎ノ門に出現したビル中の「虎ノ門横丁」の贅沢なとんかつ屋さん
2020年に竣工した虎ノ門ヒルズのビジネスタワーの3階、モダンな造りのビル内に現れるレトロな横丁。
新名所になりつつある「虎の門横丁」に、新感覚のカツ丼が食べられるお店が。
世界最速でミシュランの一つ星を獲得した「TIRPSE」オーナーの大橋直誉氏が仕掛けた「つかんと」です。
こちらでは、国内外のさまざまな豚肉を使い、フレンチで培ったスキルを生かして新しい食べ方やスタイルを提案しています。
「とんかつ」を逆さに読んだ、遊び心あふれる店名「つかんと」は、カウンターだけの小さなお店。
大人気店だけに行列必至ですが、「虎ノ門横丁」には各店舗からテイクアウトして自由に座れるフリースペースが用意されています。
ランチの人気メニュー、たまごでとじない「カツ丼定食」
ランチメニューは、「カツ丼定食」（税込1540円）、ロースカツ定食、ヒレカツ定食（共に税込1320円）の3種類のみ。
この「カツ丼」が、とても新感覚！
出汁で玉ねぎをサッと煮て、とんかつをのせ、たまごでとじたものを、白飯にのせる一般的なカツ丼とは違って、こちらでは出汁とたまごの和風リゾットの上に、とんかつがのっているのです。
今まで見たことのないビジュアルに驚きます。
定食には、コールスローと味噌汁がセット。キャベツとニンジンのシンプルなコールスローは、純米酢「富士酢」を使用しているため、酸っぱ過ぎずまろやか。
ヘーゼルナッツがトッピングされているので、香ばしく仕上がっています。この日の味噌汁は、豆腐とネギでした。
テーブルには、とんかつソース、甘口の福岡県糸島・ミツル醤油、瀬戸内の藻塩、オリーブオイルが用意されています。
最初はそのままで、後半にお好みで味変をしてもおいしくいただけます、とのこと。
新感覚カツ丼！たまごリゾットと低温調理のサクサクとんかつ
こちらのシグネチャーメニュー「とんかつ」は、揚げる前に低温でじっくり火を通し、油には数秒しかくぐらせないそう。
そのため、やさしい火入れで、中はレアのようにしっとりと仕上がっているのです。
ほんのりピンク色の豚肉は、見るからに柔らかそう。
ふりかけられた黒胡椒がアクセントになっていて、そのまま食べてもおいしいですが、藻塩を少しつけると肉の甘みを感じます。
出汁が効いたたまごリゾットは、少し甘めの味付け。
とんかつと一緒に食べると、口の中でカツ丼ができあがります。黒胡椒が効いたとんかつには、オリーブオイルを少し足したリゾットとの相性もよさそうです。
夜は、サムギョプサルやカツカレーなどメニューが豊富。
オレンジワインなどアルコール類も用意されているので、とんかつをおつまみに横丁飲みデビューをしてみたいですね。
■つかんと
住所︓東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 3F
TEL︓080-8810-4486
営業時間︓11時30分〜15時（14時LO）、17〜23時（22時LO）（平日）
11時30分〜15時（14時LO）、17〜22時（21時LO）（土・日曜、祝日）
定休日︓虎ノ門ヒルズビジネスタワーの休館日に準ずる
・Text & Photo︓nanano.nana
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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