マンUのMFマティッチ、2年間の契約延長を発表 移籍有力視も一転「達成すべきことがある」
2シーズンの契約延長が決定 スールシャール監督「サインしたことを嬉しく思う」
イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間6日にセルビア代表MFネマニャ・マティッチと2シーズン契約延長したことを発表した。
マティッチは2017年にチェルシーから加入し、今季でその時に結んだ4年契約が満了する見込みだった。新型コロナウイルスの感染拡大によりリーグ戦が中断したことなどを受けて欧州ではシーズンの切れ目が変則的になっているが、8月末までの2カ月ではなく2年間の契約延長という発表になった。
今季で契約満了を迎えるだけに、昨年夏の時点から去就が注目される選手の1人になっていた。中でも、チェルシー時代に指導経験のあるイタリア・セリエAの強豪インテルを率いるアントニオ・コンテ監督が獲得を望んでいるという報道も多かっただけに、移籍が有力視されていた。
しかし、マティッチはクラブ公式サイトを通じて「この素晴らしいクラブの一員であり続けることをとても嬉しく思う。選手として、自分のキャリアの中で達成すべきことがまだ多くある。マンチェスター・ユナイテッドでそれを実現することは大きな名誉になるだろう」と、契約延長について話している。
また、オレ・グンナー・スールシャール監督も「ネマニャが新しい契約にサインしたことを嬉しく思う。彼の経験、プロフェッショナリズム、リーダーシップは、若く才能のあるグループにとって非常に貴重なものになるだろう。私たちは中盤に大きな強みがあり、ネマニャはその中核。3シーズンここにいて、マンチェスター・ユナイテッドでプレーすることの価値を本当に理解している。非常に野心的であり、今後数年間で私たちの目標を達成するために不可欠であると確信している」と信頼を語った。
フランス代表MFポール・ポグバの去就も不透明とされるユナイテッドの中盤だが、ひとまずは実力者の引き留めに成功したといえそうだ。(Football ZONE web編集部)