家族でごはんを囲むのが唯一の息抜きという人も多いはず

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新しい感染者の人数が減少しつつあると報道されている「新型コロナウイルス」ですが、世界的に終息傾向にあるとはいっても、まだまだ外出自粛モードは続きそうですよね。「ごはん作り」を休みなく頑張るみなさんはどんな風に「おうちごはん作り」「買い物」をやりくりしているのでしょうか?

【画像】おうちであえてお弁当。お子さんに詰めてもらったりおにぎりをにぎってもらったり、アイディア次第で楽しくおうちごはん!/@shiichannomamaさんインスタグラムより

レタスクラブのInstagramで企画した「#レタスクラブおうちごはんエピソード募集」のハッシュタグで集まったのべ450件以上の投稿から、STAYHOME中のおうちでの過ごし方についてみなさんに聞いてみました。

そこでわかったのは、やはりみなさん、「毎日のごはん作りにヘトヘト!」だということ!!しかもたいへんなのは、「つくること」だけではないようで…。

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■ ◆まとめ買いの適正量が把握できず食材が足りなくなったことも…

「私の場合、平日はほぼワンオペなので幼い子ども2人を連れての買い物は行きづらく、たいへんでした。」

と話してくれたのは@o_cookingさん。

管理栄養士の資格を持つ@o_cookingさんのインスタグラムには、STAYHOMEの4月もいつも通り色とりどりのお弁当やスイーツが並びます。買い物はどうやりくりしていますか?

「1週間分の献立と必要な材料をケータイのメモに記入し、週末にまとめがいができるようにしました。もちろん、完全に予定通りにはいきませんが…無駄な買い物が減り、食材のロスはなくなりました」(@o_cookingさん)

家族で暮らしていれば、食材の使い回しが予定通りにいかないことは多いですよね。

他の方からも、

「普段は学校で給食を食べていた子どもが1週間に食べる量が把握できずに、十分買い出ししたはずが足りなくなった」

というお話もありました。

小学生がいる我が家でも、これまでの『学校給食のありがたみ』を身に染みて感じる日々…。いつも通り買い物に行けるとは限らない状況でのごはん作りは、よりハードルの高いものになっている様子です。

■ ◆思い通りに食材が手に入らない悩みも…

小さなお子さんがいる方からは特に「買い物に行きづらい」というお悩みも寄せられました。特に一緒の外出がためらわれる赤ちゃんを育てているとなおさらのようで…

@323hb_dweさんは、「スーパーは混雑してレジにも時間がかかり、買い物に行くのはなかなか難しいです。赤ちゃんと一緒にお昼寝してしまって、買い物を諦めることも」とのこと。赤ちゃんがいるということはただでさえ自分の睡眠時間を確保するのがたいへんな時期。お買い物の悩みがプラスされるのは本当に負担が大きいですよね。

@ta_iiさんは「家に赤ちゃんもいるため通販や宅配を利用しているものの、食品は『今ほしい』ものがなかったり、頼んだはずのものが欠品で届かないこともあります」とのこと。食材が手に入らない時はどうしているのでしょうか?

「材料がなければ作ってみよう精神で、ホットケーキミックスを自作したり、ドレッシングを作ったり。普段やらないことにチャレンジしています。」(@ta_iiさん)

@ta_iiさんのインスタグラムをちょっとのぞいてみると、家の中にあるもので楽しむ工夫がたくさん♪

新たに食材を用意するのではなく家にある干物を焼いておうちBBQをしてみたり、通販利用で出た包装紙や梱包材を利用してお子さんと工作をして楽しんだり。

「画用紙などは買いに行けないので、段ボールに絵を描いて塗り絵にしてあげたりなど活用しています」

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■ ◆おうちごはんを楽しむアイディア

今回みなさんからたくさんいただいた投稿には、いますぐ真似できそうなおうちごはんを楽しむ工夫もたくさん!

「みんなが少しでもごはんを楽しめるように、ホットプレートで調理をしたり、カンタンにできるお菓子を作ったりしています!」(@323hb_dweさん)

「一緒に具材を入れるだけでも楽しいようで、キャッキャしてます^ ^」(@ta_iiさん)

お子さんと一緒にお料理を楽しんでいる方も多い様子。

『みんなではじめてのクレープパーティー』を投稿してくれたのは@yonekayoさん。娘さんのはじける笑顔が、とても楽しかった様子を物語っていました。

「好きなものを好きなだけ巻いて作るのがよかったみたいです。負担だった三度の食事づくりを親子で楽しむように切り替えました。結果、子どもの食育にもなり私も食事作りが少しだけ楽しいものに!クレープの皮を1枚ずつ焼くのはたいへんでしたが、またやってみたいです」(@yonekayoさん)

テーブルには手作りのクレープの皮とたくさんの具材を並べ、子どもたちが自分で手を動かして楽しむパーティースタイルの『おうちカフェ』を演出。子どもたちも思うように自由に外に出られない日々が続いている中、せめて『おうちごはん』は楽しく!と思う親心なんですね。

■ ◆おうちであえてお弁当!子どもに詰めてもらって…

「幼稚園はずっと休園中ですが、週に1回はお弁当を作っています。おかずはママが家にあるものでカンタンに準備。あとは娘が自分でラップでおにぎりを作ったり、おかずも一人で盛り付けてくれます。

忘れられないのが、はじめて娘が自分で盛り付けたお弁当を見ながら『ママのお弁当はいつも上手だね〜。私はまだまだや』と言ったこと。褒めてもらえたのも嬉しかったし、こうやって成長していくんだな…と思ったらもっともっと頑張らなくちゃ、と思いました。子育ては大変なことも少なくないですし、常に悩みもありますが親子で成長していきたいです」

と@shiichannomamaさん。

これはまちがいなくママのテンションがあがるひと言ですね〜。

娘さんは自分でお弁当にチャレンジしてみたからこそ、改めてママのお弁当のすごさに気づいたんですね。

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■ ◆いつも通りの生活に近いことをしてバランスを

一方で、毎日家で昼ごはんを食べることで、いつのまにか栄養の偏りに気づいた、という声も。

お料理上手のmmi1002さんのインスタグラムにはご自身はもちろん、ご家族みなさんのお料理が並びます。

「ほんの1年半前は料理なんて何もできなかった」という旦那さんが、料理を作り続けたことで「豚バラの黒酢煮」が一番の得意料理になったというエピソードを投稿してくださいました。

「普段はフルタイムで仕事をしているので、もともと買い物はまとめ買い&お昼はお弁当でした。それが私自身、自宅待機になったことと、大学生の息子もオンライン授業で家にいることに。そうなるとつい、炭水化物多めのランチになりがちに…。これはまずいと思い、いつも通りの生活に近いことをしてみました」

@mmi1002さんが実践したのは、夕食作りのときに一緒に『野菜の下ごしらえ』を余分に作ってとっておくこと。

「小松菜やブロッコリーなどはゆでて。レタスなどサラダ野菜も余分に洗って冷蔵庫にとっておきます。

息子には自分でチャーハンやパスタも作らせたりして、そこに野菜を足して使ってもらうことに。ときにはインスタントや冷凍食品も食べますが、アレンジしやすくなり息子も嫌がらずにやっていました。

お子さんが小さいとほんとにたいへんかと思います。でもこんなに一緒にいられるのもなかなかないこと。我が家は大きな息子ですが、こんな時だからこそ、たくさん話もできました。一緒に料理を作ったり、役目を決めたりしていつもとは違う時間を楽しむことができたらと思います。ずっと続くわけではないと思うので…」と@mmi1002さん。

『夕食作りのついでに』というスタイルなら、真似できそうですよね!家族のみんながごはん作りに参加しやすい環境を整えるのもいいですね。「褒めれば伸びます」と書かれていたのがとても印象的でした。

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■ ◆ごはんと具沢山のおみそ汁があればOK!

ここで、冒頭にご登場いただいた管理栄養士の@o_cookingさんから、心安らぐ一言。

「外出自粛が続き、家事や育児の負担も増えた方が多いと思います。3食すべてバランスよく美味しい食事を作るのはとてもたいへんなことです。1食ごとに完璧にバランスを取らなくても、2〜3日を平均してバランスが取れていれば大丈夫です。

私も普段の食事は、ごはんと具沢山のお味噌汁を用意すれば100点満点だと思っています。栄養バランスが少しくらい悪くても、家族で楽しめる食事のほうが健康に良いと思うのです。笑って食べるご飯が一番おいしいですよね」

@honmajunko1116さんが投稿してくださったのは息子さんが出汁をとって本格的なおみそ汁を作ってくれたお写真。

真剣におみそ汁に向かう息子さんのその初々しい後ろ姿にキュンときます。

みなさんのお料理や元気なお子さんたちの姿やおうちごはんのエピソードを見ているうちに、どんどん晴れやかな気持ちに。毎日大変ですが、試行錯誤しながらみなさんお料理を通して日常生活を楽しもうとしていることがわかりますね。

ごはん作りは大変…でも家族が笑顔になると「もうちょっと頑張れるかも」と思えますよね。まだ自粛モードは続きそうですが、おうちごはん作り、みんなで頑張っていきましょう!

文=ayako**(レタスクラブニュース)