各社渾身のプレゼンに「欲しい」の嵐|Engadget忘年会2019レポート
Engadgetがほぼ毎月開催している恒例イベント「Engadget Meetup」が12月20日(金)に開催されました。2019年最後のイベントとなる今回は「Engadget忘年会2019」として、様々な企業に自社の製品やサービスをアピールしてもらう、題して「メーカープレゼンバトル」という、これまでとは趣向が異なるイベントとなりました。
▲各プレゼンを聞いて、その製品が欲しくなったかどうかの意思表示も行われました
▲ITライターの本田さんとEngadget日本語版の矢崎編集長による寸評も
Nature Remoのイメージが強く、スマートリモコンの会社と思われがちなNatureですが、そのミッションは「IoTプロダクトでエネルギーの自給自足できる未来を目指す」こと。その第1歩として作ったのがNature Remoであり、次にエネルギーマネジメントのRemo E。最終的には電気を個人で売買できるプラットフォームを作りたいとしており、電力のメルカリを目指すとのことです。
高速で炊き上げることを重視し、味がおろそかになるのでは......とも思いますが、炊飯窯を取り囲むように搭載した強力ヒーターにより、高速でも美味しく炊き上げられるとのことでした。
心停止の多くは家で発生しており、その発生率は70%。しかし、救命率はわずかに3%となっており、家で心停止が発生すると多くの場合は助からないという現状があります。逆に、運動施設やマラソン大会など、準備がしっかり出来ている環境では、その多くが助かっているそうです。
そこで、自宅で手軽にペットボトルを使って心肺蘇生の訓練が出来るキットがCPRトレーニングボトルです。一般的に訓練で使われるダミー人形と遜色ないレベルで訓練が可能とのこと。
ちなみに、心配蘇生の訓練を受けた人が自宅で倒れた場合、その人は助からないので、これを使ってご家族にも広めてほしいとのことでした。
▲会場でも多くの人が、実際に体験されていました。
ゲーミングスマホといえば、ちょっとごつめのイメージですが、AQUOS zero2はスタイリッシュな端末です。軽くて速い細マッチョ系ゲーミングスマホと表現されていましたが、6.0インチ以上、3000mAh以上のバッテリーを搭載する防水対応スマートフォンの中では世界最軽量となる141gを実現。
ディスプレイも240Hz駆動で、表示もタッチも高速とのこと。タッチが高速な点をアピールするため、1秒間に20回以上連打できる機器を使ったデモでも行われました。これでもタッチ抜けなどはないので、リズムゲームでも問題ないとアピールしていました。
もともとはウィンタースポーツの際に、トランシーバー代わりに使える物をと開発が始まりでした。その使い勝手の良さから、スポーツシーンだけでなく、テレビ会議などでの企業の採用も増えているとのこと。また、病院や工事現場などでも利用されているそうです。
各種PC関連アクセサリを手掛けるフォーカルポイントからは、現在クラウドファンディングを実施中のSSD内蔵USB-Cハブ「ALMIGHTY DOCK CS1」の紹介。
USBハブは便利な反面、あれもこれもと接続すると荷物が増えてしまいますが、どうせならSSDをUSBハブに内蔵してしまえばいいのでは、というアイテムです。
最大960GBのSSDを内蔵しており、macOSのTimeMachineにも対応。ほかにもWindowsはもちろんのこと、iPadOS、Androidでも利用できます。
▲現在、クラウドファンディング中で少し安めに購入可能
また、各鉄道路線やバス会社などとも提携しており、落とし物センターにMAMOROIのアンテナを設置。落とし物がそこに届くと通知される仕組みの備えています。
なお、MAMORIO FUDAは、スター・ウォーズとコラボしたバージョンも販売開始しています。
+Styleは世界中のIoT製品や、オリジナルのスマート家電を販売する会社です。プレゼンでは今年売れた商品人気ランキングを発表。1位は「SELFLY」という小型ドローンで、顔を検知して自撮りしてくれる機能も備えます。ほかにも、赤外線のスマートマルチリモコンや、小型スマホ「Palm Phone」なども人気が高いです。
オリジナルのスマート家電にも力を入れており、ロボット掃除機では、ルンバでは入らなかった低めのソファーにも対応したとのこと。また、各種スマート家電を連携させることで、ドアが閉まったらろっぼと掃除を起動する、人を感知したら照明を付けるといった使い方もできます。
「ScanSnap」などのドキュメントスキャナも手掛けるPFUからは、12月に新型も発売となった、一部で根強い人気を誇る高級キーボード「Happy Hacking Keyboard」を紹介。
BluetoothとUSB Type-Cに対応し、なおかつ静音タイプの「HYBRID Type-S」は、最大5台(Bluetoothのマルチペアリングで4台とUSBで1台)のデバイスで利用可能。発売後から品切れが続いているものの、小まめに再入荷はしているとのこと。3万2000円とキーボードにしては高価ですが、10年使い続けるなら1日あたり8.7円で済むとのことです。
HPは、13インチの2-in-1ラップトップとしては世界最小となる、「Spectre x360 13」をアピール。単に小さくしただけではなく、天面加圧500kgfをクリアするなど、堅牢性も備えています。
また、13インチとしては初めて、OLEDを採用。光沢と非光沢のいいところ取りをしたAR(アンチリフレクション)コーティングによる美しいディスプレイも特徴となっています。
独自のヒアラブルデバイスを手掛けるスタートアップfreecleからは、聴覚サポートデバイス「able」の紹介がありました。日本は、世界一の高齢国であるにもかかわらず、先進国の中でもっとも補聴器が普及していないのだとか。
補聴器の普及を阻害する要因としては、すべての音を増幅してしまい、にぎやかな場所ではうるさく感じたり、1個平均30万円と高額なこと。そして店舗でしか購入・調整ができないユーザービリティの低さなどがあるとしており、これらを解決するすためのデバイスとしてableを開発しています。
聴覚サポートだけではなく、テレワーク向けのデバイスや、メガネ型で視線を向けた先の音だけを増幅するスマートグラスなども大手メガネメーカーと開発中とのことです。
F : For The First Time。小学生向けに、はじめての「じぶん」パソコン「LIFEBOOK LHシリーズ」をリリース。C : Cana-nashi Keyboard 。2017年に、いち早く仮名なしキーボードを選べるようにしました。C : Cと見せかけてQの「QUADRENO」。パソコンだけではなく、アナログとデジタルを融合した電子ペーパーも手掛けます。L : Lightest。 13.3型ワイド液晶搭載のノートPCとして世界最軽量の698gを実現した「LIFEBOOK UH」シリーズ。2-in-1でも世界最軽量となる868gを達成した「UH95/D2」があります。
最後はいつものように懇親会で締めくくり。
会場では、プレゼンバトルで紹介されたものを含め、各社のイチオシ製品を展示。多くの方が実際に試したり、直接話を聞かれたりしていました。
なお、イベントの様子はハッシュタグ「#エンガジェプレゼン」でも投稿されているので、そちらもあわせてご覧ください。
▲各プレゼンを聞いて、その製品が欲しくなったかどうかの意思表示も行われました
Nature
トップバッターは、赤外線で操作する家電をスマート家電化できる「Nature Remo」を手掛けるNature。最近発売されたばかりのコンセントに挿すだけで使えるHEMSコントローラー「Nature Remo E」をアピールしていました。Nature Remoのイメージが強く、スマートリモコンの会社と思われがちなNatureですが、そのミッションは「IoTプロダクトでエネルギーの自給自足できる未来を目指す」こと。その第1歩として作ったのがNature Remoであり、次にエネルギーマネジメントのRemo E。最終的には電気を個人で売買できるプラットフォームを作りたいとしており、電力のメルカリを目指すとのことです。
■関連リンク:
Nature公式サイト
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サンコー株式会社
多くの変わりダネグッズを手掛けるサンコーは、先日販売された「超高速弁当箱炊飯器」をアピール。お弁当箱サイズの炊飯器で、0.5合なら14分、1合でも19分で炊き上げるというものです。発売から2日で完売し、現在の納期は2月中旬以降となっています。高速で炊き上げることを重視し、味がおろそかになるのでは......とも思いますが、炊飯窯を取り囲むように搭載した強力ヒーターにより、高速でも美味しく炊き上げられるとのことでした。
■関連リンク:
サンコー直営オンラインショップ
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一般社団法人FastAid
FastAidからは、ペットボトルを使った心肺蘇生(CPR)訓練セット「CPRトレーニングボトル」の紹介がありました。心停止の多くは家で発生しており、その発生率は70%。しかし、救命率はわずかに3%となっており、家で心停止が発生すると多くの場合は助からないという現状があります。逆に、運動施設やマラソン大会など、準備がしっかり出来ている環境では、その多くが助かっているそうです。
そこで、自宅で手軽にペットボトルを使って心肺蘇生の訓練が出来るキットがCPRトレーニングボトルです。一般的に訓練で使われるダミー人形と遜色ないレベルで訓練が可能とのこと。
ちなみに、心配蘇生の訓練を受けた人が自宅で倒れた場合、その人は助からないので、これを使ってご家族にも広めてほしいとのことでした。
▲会場でも多くの人が、実際に体験されていました。
■関連リンク:
一般社団法人FastAid
一般社団法人FastAid
シャープ
シャープは「AQUOS zero2」を紹介。やや意外でしたが、ゲーミング系フラッグシップとして紹介していました。ゲーミングスマホといえば、ちょっとごつめのイメージですが、AQUOS zero2はスタイリッシュな端末です。軽くて速い細マッチョ系ゲーミングスマホと表現されていましたが、6.0インチ以上、3000mAh以上のバッテリーを搭載する防水対応スマートフォンの中では世界最軽量となる141gを実現。
ディスプレイも240Hz駆動で、表示もタッチも高速とのこと。タッチが高速な点をアピールするため、1秒間に20回以上連打できる機器を使ったデモでも行われました。これでもタッチ抜けなどはないので、リズムゲームでも問題ないとアピールしていました。
■関連リンク:
AQUOS × e-Sports スペシャルサイト
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BONX
BONXは次世代トランシーバーの「BONX Grip」と「BONX mini」を紹介。電波が弱くても途切れにくい仕組みと、人が声を出したときだけ音を拾う発話検知機能が特徴です。もともとはウィンタースポーツの際に、トランシーバー代わりに使える物をと開発が始まりでした。その使い勝手の良さから、スポーツシーンだけでなく、テレビ会議などでの企業の採用も増えているとのこと。また、病院や工事現場などでも利用されているそうです。
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BONX公式ウェブサイト
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FOCAL POINT
各種PC関連アクセサリを手掛けるフォーカルポイントからは、現在クラウドファンディングを実施中のSSD内蔵USB-Cハブ「ALMIGHTY DOCK CS1」の紹介。USBハブは便利な反面、あれもこれもと接続すると荷物が増えてしまいますが、どうせならSSDをUSBハブに内蔵してしまえばいいのでは、というアイテムです。
最大960GBのSSDを内蔵しており、macOSのTimeMachineにも対応。ほかにもWindowsはもちろんのこと、iPadOS、Androidでも利用できます。
▲現在、クラウドファンディング中で少し安めに購入可能
■関連リンク:
Focal Point | フォーカルポイント株式会社
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MAMORIO
ユーザーの紛失防止成功率99.8%を誇る紛失防止タグのMAMORIOは、ガジェットに直接貼り付けられる「FUDA」をアピール。モバイルバッテリーなどにも貼り付けられ、出先で机上にに置きっぱなしに......といったうっかりミスも防げます。また、各鉄道路線やバス会社などとも提携しており、落とし物センターにMAMOROIのアンテナを設置。落とし物がそこに届くと通知される仕組みの備えています。
なお、MAMORIO FUDAは、スター・ウォーズとコラボしたバージョンも販売開始しています。
■関連リンク:
MAMORIO公式サイト
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+Style
+Styleは世界中のIoT製品や、オリジナルのスマート家電を販売する会社です。プレゼンでは今年売れた商品人気ランキングを発表。1位は「SELFLY」という小型ドローンで、顔を検知して自撮りしてくれる機能も備えます。ほかにも、赤外線のスマートマルチリモコンや、小型スマホ「Palm Phone」なども人気が高いです。オリジナルのスマート家電にも力を入れており、ロボット掃除機では、ルンバでは入らなかった低めのソファーにも対応したとのこと。また、各種スマート家電を連携させることで、ドアが閉まったらろっぼと掃除を起動する、人を感知したら照明を付けるといった使い方もできます。
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PFU
「ScanSnap」などのドキュメントスキャナも手掛けるPFUからは、12月に新型も発売となった、一部で根強い人気を誇る高級キーボード「Happy Hacking Keyboard」を紹介。BluetoothとUSB Type-Cに対応し、なおかつ静音タイプの「HYBRID Type-S」は、最大5台(Bluetoothのマルチペアリングで4台とUSBで1台)のデバイスで利用可能。発売後から品切れが続いているものの、小まめに再入荷はしているとのこと。3万2000円とキーボードにしては高価ですが、10年使い続けるなら1日あたり8.7円で済むとのことです。
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日本HP
HPは、13インチの2-in-1ラップトップとしては世界最小となる、「Spectre x360 13」をアピール。単に小さくしただけではなく、天面加圧500kgfをクリアするなど、堅牢性も備えています。また、13インチとしては初めて、OLEDを採用。光沢と非光沢のいいところ取りをしたAR(アンチリフレクション)コーティングによる美しいディスプレイも特徴となっています。
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ファーウェイ・ジャパン
ファーウェイからは、11月に発売となった「nova 5T」の紹介。5万円台でありながら、ハイエンドなSoC「Kirin 980」を搭載しつつ、背面に4つとフロントに1つの計5つのカメラを搭載したコストパフォーマンスの高い1台です。
そのカメラですが、ファーウェイとしてはもはや他社のスマートフォンは意識しておらず、ライバルはミラーレス一眼だと考えているとか。
ところで、ファーウェイにはプレミアムハイエンドなMate、ハイエンドなP、そして若者向けのNovaシリーズがありますがその由来はご存知でしょうか? それぞれULYIMATE HIGH-TECH PREMIUM、PHOTOGRAPHY ART AESTHETIC、INNOVATION CHIC DYNAMICから付けられているのだそうです。
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freecle
独自のヒアラブルデバイスを手掛けるスタートアップfreecleからは、聴覚サポートデバイス「able」の紹介がありました。日本は、世界一の高齢国であるにもかかわらず、先進国の中でもっとも補聴器が普及していないのだとか。補聴器の普及を阻害する要因としては、すべての音を増幅してしまい、にぎやかな場所ではうるさく感じたり、1個平均30万円と高額なこと。そして店舗でしか購入・調整ができないユーザービリティの低さなどがあるとしており、これらを解決するすためのデバイスとしてableを開発しています。
聴覚サポートだけではなく、テレワーク向けのデバイスや、メガネ型で視線を向けた先の音だけを増幅するスマートグラスなども大手メガネメーカーと開発中とのことです。
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freecle公式サイト
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富士通クライアントコンピューティング
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は富士通グループでパソコンを手掛けている企業ですが、製品紹介ではなく、FCCLという社名を覚えて欲しいとのことでFCCLを使ったあいうえお作文を披露。会場を大いに盛り上げて頂きました。F : For The First Time。小学生向けに、はじめての「じぶん」パソコン「LIFEBOOK LHシリーズ」をリリース。C : Cana-nashi Keyboard 。2017年に、いち早く仮名なしキーボードを選べるようにしました。C : Cと見せかけてQの「QUADRENO」。パソコンだけではなく、アナログとデジタルを融合した電子ペーパーも手掛けます。L : Lightest。 13.3型ワイド液晶搭載のノートPCとして世界最軽量の698gを実現した「LIFEBOOK UH」シリーズ。2-in-1でも世界最軽量となる868gを達成した「UH95/D2」があります。
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最後はいつものように懇親会で締めくくり。
会場では、プレゼンバトルで紹介されたものを含め、各社のイチオシ製品を展示。多くの方が実際に試したり、直接話を聞かれたりしていました。
なお、イベントの様子はハッシュタグ「#エンガジェプレゼン」でも投稿されているので、そちらもあわせてご覧ください。
Engadget 日本版イベント、広報プレゼンバトル忘年会、おかげさまで大盛況のうちにお開きとなりました! ご来場いただきました皆様、登壇していただいた皆様、スタッフ・関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。本年はお正月におせち料理を食べてから、実に様々なことがありました。来年も、何とぞ... pic.twitter.com/g8UgvV19lO
- 矢崎飛鳥@エンガジェット (@ACCN) December 20, 2019