中小製造業が「コメ栽培・販売」参入の狙い
兵神機械工業はコメに関するJGAP認証を10月17日に取得した。2019年からコメ栽培を開始、認証取得に必要な栽培、収穫、取り扱い、精米の条件を満たした。出荷段階でのコメの安全性を確保するため、金属検出装置、非金属検出装置、計量包装機などの出荷設備を整えた。
20年度は本社周辺の農家から水田を借りて、栽培面積を2倍以上に広げる。兵庫県南部では専業農家がほとんどなくなり、後継者不足などで農業継続が困難になっている。地域農業再生のため、同社が品質を徹底管理したコメ栽培、出荷を行う。
販売は自社の拠点を活用する。国内だけでなく、日本米の需要拡大が見込める中国向けにも中国・上海市の貿易子会社「双雄升商貿」を通じた販売を検討する。
兵神機械工業は船舶用ポンプ、環境分析機器などのメーカー。新規事業として農工部を設立し、水耕栽培装置などを手がけてきた。舶用機器の技術を応用し、船上で野菜を水耕栽培できる装置をすでに開発、販売している。水耕栽培による青果物ではJGAP認証を18年に取得、今回コメでも取得した。
