アパレル不況もあり、経営が行き詰った

 (株)メックス(TDB企業コード:984809834、資本金1000万円、東京都青梅市河辺町5-10-1、代表富永幸男氏)は、9月17日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日、破産手続き開始決定を受けた。

 申請代理人は、金井暁弁護士(東京都千代田区麹町2−3、大知法律事務所、電話03-6261-2501)ほか4名。

 破産管財人は朝田規与至弁護士(東京都千代田区丸の内2-2-2、シティユーワ法律事務所、電話03-6212-5500)が選任されている。

 当社は、1990年(平成2年)8月に設立された男子服小売業者。主に20〜30代の男性向けにOEM生産で自社ブランド「HVC」「GRAND GLOBAL」などを、ファッションビルや駅ビル、ショッピングセンターで展開。2017年3月期の年売上高は約28億円を計上していた。

 しかしアパレル不況のため、2018年秋頃から信用不安が散発。2019年3月期の年売上高は約21億円にまで低迷。ここに来て支えきれず、今回の措置となった。

 負債は約12億7800万円。

 なお、一部店舗は(株)グランドグローバル(TDB企業コード:688054157、東京都渋谷区)に事業承継される。