フィオレンティーナ加入が近づいているリベリ(左)。長友(右)とのコンビ退場も?(C)Getty Images

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 フィオレンティーナの新オーナーが、サポーターを熱狂させている。

 デッラ・ヴァッレ・ファミリーからクラブを買収したロッコ・コンミッソ新オーナーは、退団が濃厚となっていた若きエースのフェデリコ・キエーザをチームに残した。それだけでもファンは喜んだが、コミッソはさらにワールドクラスの大物も連れてくるようだ。

『Gazzetta dello Sport』紙などイタリア・メディアは8月20日、バイエルンを契約満了で退団した元フランス代表MFフランク・リベリが、フィオレンティーナに移籍すると報じた。21日にメディカルチェックを受け、2年契約を結ぶという。

 衛星放送『Sky Sport』によれば、リベリは背番号7やバイエルンで信頼していた理学療法士の雇用も求めていたようだが、それらのリクエストも満たされたようだ。リベリの妻は20日、SNSで大きな紫のハートマークを投稿した。フィオレンティーナ加入を示唆したものと見られている。
 
 フィオレンティーナのOBで、バイエルンでリベリとチームメートだった元イタリア代表FWルカ・トーニは、Sky Sportで「クレイジーだけど、日々の大変なハードワークでキャリアを築いた人だ」と、リベリに賛辞を寄せている。

「彼はもう36歳だけど、(フィオレンティーナで)導き役となれるだろう。とくにキエーザにとっては、カンピオーネ(最高級の選手)になるとはどういうことかを学べるだろうね」

 リベリから薫陶を受けることができるのは、キエーザだけではないかもしれない。

『Tuttomercatoweb.com』によると、フィオレンティーナはガラタサライの長友佑都に関心を寄せているという。クリスティアーノ・ビラーギがインテルに移籍した場合の後釜として、セリエAをよく知る日本代表DFを候補リストにあげたようだ。

 新シーズンのフィオレンティーナで、長友とリベリが左サイドを切り裂くことになるのか。強力コンビが誕生するのか、進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部