マフィアの依頼で人殺しや暗殺を行ってきた全米トラック運転組合幹部のフランク・シーランのことを書いたノンフィクション「I Heard You Paint Houses」を原作とする「アイリッシュマン」予告編が公開されました。マーティン・スコセッシ監督の作品であり、主演はロバート・デ・ニーロ&アル・パチーノ、そしてジョー・ペシ。膨大な製作費を理由にパラマウント映画が本作の全米配給権を手放したことで暗礁に乗り上げたかのように見えましたが、その後、Netflixが全世界配給権を1億500万ドル(約115億円)で購入しました。

『アイリッシュマン』ティーザー予告編 - YouTube

とあるレストラン。



電話をかける男性を後ろ姿が映し出されます。



「やあ、友よ。君と話していた例の男がここにいるんだ。電話を変わるよ」



「例の男」フランク・シーラン(演:ロバート・デ・ニーロ)が受け取った電話の相手は……



アメリカの労働組合指導者であり、マフィアとつながりのあるジミー・ホッファ(演:アル・パチーノ)でした。



労働党指導者としてカリスマ性を発揮するジミー・ホッファ





ジミー・ホッファは「友人が君を高く評価している」とフランク・シーランとの距離を縮めていきます。



とあるパーティーで……



差し出された1つの指輪



「これを持っているのは世界で3人しかいない。アイリッシュは一人だけだ」



そしてマフィアとの繋がりが深くなるにつれ、殺人が繰り返されることに。



「どこにいくの?」と娘に尋ねられ……



「仕事だよ」と深夜に家を出ていくホッファ。



運ばれていく銃火器。





沈められ……



燃やされるタクシー。



「巨大なビジネスと政府。彼らは俺たちを破壊しようとしている」









「君は感謝を示すのに失敗したみたいだね」





「私は真実を知っている。だがやつらは私が『知っている』ということを知らない」



時代はケネディ大統領の就任の時期。ケネディ大統領の弟のロバート・ケネディ司法長官は組合の巨額年金の行方や裏社会との繋がりを告発することになります。





そしてケネディ暗殺。



「君は大局を失うべきじゃない」



「多かれ早かれ……」









「『その日』はやってくる」



「君も俺たちの仲間になるか?フランク」



「歴史の一部になりたいか?」







そして、始まりの日、レストランで若きフランクは「ああ、なりたい。あなたが必要とすることが何であっても、私は大丈夫だ」と答えます。



なお、作中に登場する若い頃のシーランもインダストリアル・ライト&マジックによる特殊効果によってデ・ニーロが演じています。



アイリッシュマンは2019年9月27日にニューヨーク映画祭で公開される予定となっています。

アイリッシュマン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

https://www.netflix.com/jp/title/80175798