ビル・ゲイツ、ジョブズが「呪文を唱えているようだった」と称賛。ただし自分に呪文は効かなかったと語る
米CNNのテレビ番組「Fareed Zakaria GPS」に出演したゲイツ氏は、こうしたジョブズ氏の偉業の一部について「魔法の呪文を唱えているようだった」と表現しています。
さらに「ジョブズは失敗したときも成功していた」として、ジョブズ氏が設立したNeXTが1988年に発売した最初の製品NexTcubeにも言及。「完全に失敗作だったし、ナンセンスだった。それでも彼はみんなを魅了したんだ」と皮肉たっぷりに述べています。
それでも、ゲイツ氏はジョブズ氏のデザイン感覚や、部下をやる気にさせる能力を高く評価。「才能ある人を抜てきし、過剰にやる気を出させ、"これはいい、これは良くない"というデザインセンスを持った彼ほどの人物に、私は会ったことがない」と語りつつ、彼が時として協力者であり競争相手でもあったと振り返っています。
そして「スティーブの悪いところを真似るのはリーダーにとっては簡単なこと」と述べ、ときおりジョブズ氏のことをクソッタレ(asshole)と罵るゲイツ氏。そういいつつも、「ジョブズは持ち前のタフさで、信じられないほど前向きなことをもたらした」と戦友でもあり商売敵でもあった相手を語っていたと伝えられています。
マイクロソフトを世界有数のハイテク企業に育て上げた後、現在は慈善活動家として貧困や病気の撲滅に貢献しているゲイツ氏。すでに偉人の域に達しつつある人物も、対等の立場でやり合った相手のことを語るときは、心が青年時代の昔に帰るのかもしれません。
