ウィザーズから全体9位指名を受けた八村塁【写真:Getty mages】

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米メディアがクローズアップ「なぜウィザーズはハチムラが楽しみなのか」

 米プロバスケットボールNBA)のドラフト会議は20日(日本時間21日)、八村塁(ゴンザガ大)が日本人初となる1巡目でウィザーズから全体9位指名を受けた。事前は10位以降の予想多かったが、それを上回る1桁順位の指名。米メディアは高評価を下したウィザーズの決断をクローズアップしている。

「早くとも来シーズンだが、なぜウィザーズはルイ・ハチムラが楽しみなのか」と特集したのは、米スポーツ専門局「NBCスポーツ」だった。八村を全体9位で指名し、予想を上回る高評価で驚かせたウィザーズ。その要因について取り上げている。

 チームの狙いを明かしているのが、トミー・シェパード暫定GMだ。記事によると「彼になると分かっていた」と語った同氏は「非常に近い選手が2〜3人いた」と告白。同等の能力を持っている選手が複数いたことを明かした。それでも、その中から八村を選択。「彼の現状、才能や軌跡を考えると、素晴らしい指名だったと思う」と語ったという。

 攻守にバランスが取れた能力、他メディアによると「遅咲き」とも表現しており、まだ成長できる余地があると見越して1桁順位指名に踏み切ったようだ。

レナードに重ねた姿「彼らは目立ちたがり屋ではない。ゲームで語るんだ」

 また、指名直後の「ESPN」の中継では2004年にピストンズでファイナルMVPに輝いたチャウンシー・ビラップス氏が「若きカワイ・レナードだ」と紹介した。

 しかし、シェパード暫定GMは「カワイは自分の道を歩んだ。ルイも自分の道を歩むだろう。彼らは目立ちたがり屋ではない。ゲームで語るんだ」と語り、派手なパフォーマンスではなく、プレーで魅せるスタイルに期待を寄せたという。

 日本人初の1巡目指名。しかも1桁順位という高評価が八村の快挙の価値をより高めた。大きな期待を受け、日本の至宝がどんなプレーをNBAで見せるのか。今から開幕が待ち遠しい。(THE ANSWER編集部)