野村克也氏、

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17日放送、TBS「S☆1」では、福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也が野球解説者の野村克也氏と対談。昨年の日本シリーズでMVPに選ばれた甲斐を、野村氏が絶賛した。

昨年、「甲斐キャノン」で脚光を浴びた甲斐。改めて映像で「甲斐キャノン」を振り返ると、野村氏は「たいしたもんだ」「言うことなしだよ」「脚の運びが良い」と、次々に賛辞を述べた。

捕球前に左脚をステップし、送球の態勢を整える甲斐が、「静止状態で捕球して動くよりも、脚を動かしていればスムーズに体が動く」と話すと、野村氏は「大正解だよ。すべて脚だよ。フットワーク」と、またも称賛した。

甲斐は一般的なミットよりも捕球しづらい浅いミットを使っている。一回り小さいミットで「機能面でプラス」という。野村氏は「送球動作が速くできる」と述べると、何度もミットの感触を確かめながら「すごい」とコメント。「俺は使いこなせない」と感心した。

一方で、甲斐から「捕手として一番大事なもの」を問われると、野村氏は「信頼しかない」と即答。「ピッチャーにどれだけ信頼されるキャッチャーか。(自分は)『あいつの言うとおりに投げていれば間違いない』という信頼感を得た」と話す。

野村氏は「自分が発する言葉というのは、本当に責任を持って発しないと。それが信頼につながっていく」とコメント。「『あいつは野球を知っている』『勉強している』とか言われるようになればひと安心」と、甲斐にアドバイスした。

昨年はリーグで2位に終わったソフトバンク。「悔しいシーズンだった」という甲斐が、「今年は優勝しか考えていない」「キャッチャーとしてチームを勝たせるのが一番。優勝が一番」と意気込むと、野村氏は「そのとおりだ」と拍手した。

10月に子どもが生まれた甲斐とあり、野村氏は最後にベビー服をプレゼント。甲斐は「うれしいです」と笑顔で感謝した。