西日本豪雨で浸水被害にあった店舗

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　（有）HOT STAFF（TDB企業コード：623083861、資本金300万円、広島県福山市引野町1-14-36、代表村上伸一氏）は、1月30日に広島地裁福山支部より破産手続き開始決定を受けた。

　破産管財人には、小島崇弁護士（広島県福山市元町6-11 ILYA福山フロントビル4階、弁護士法人はな綜合法律事務所、電話084-971-4554）が選任されている。

　当社は、2004年（平成16年）12月に設立された飲食店。福山市内で焼き肉店「焼肉・炙り焼きしゃぶ ごち」と創作和食店「ゆるり庵 ごち」の2店舗を運営していた。焼き肉の店舗ではA4クラスの黒毛和牛をはじめ新鮮な素材を揃え、ハンバーグやカレーなどのランチメニューも提供していた。創作和食の店舗は魚介類や野菜を中心とした値頃感のある会席料理コースなど、昼と夜の部でそれぞれの時間帯に合わせたメニューが人気となっていた。

　しかし、2018年7月に発生した西日本豪雨で創作和食の店舗が浸水被害を受けて一時休業を余儀なくされ、営業再開後も来店客数は減少を続け、年末の繁忙期にも客足が戻らず、事業の継続を断念した。

　負債は約1億円。

　なお、西日本豪雨により直接被災した広島県内の企業で、法的整理（破産手続き）を確認できたのは今回がはじめて。