中国メディアは、中国人旅行客にとっては「日本はすべてが最高だが、それでも唯一受け入れ難いものがある」と主張し、それは「畳」の文化であると強調した。(イメージ写真提供:123RF)

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 近年、急激な勢いで経済が成長している中国では、人々の生活に余裕がでてきており、多くの人が国外へと旅行に出かけるようになった。日本を訪れる中国人も毎年右肩上がりで増えている。

 だが、国や地域が異なれば、当然文化や習慣は異なってくるもので、中国メディアの今日頭条は2日、日本旅行を終えた中国人観光客の評価を紹介する記事を掲載し、中国人観光客が「受け入れ難い」と感じる日本の文化や習慣を紹介している。

 記事はまず、日本を訪れた中国人は「日本人のマナーはすばらしい」と感じると紹介。たとえば、子どもたちが登下校する際に他の歩行者の邪魔にならないよう一列に並んで歩いていることや、道路を横断する時に車のドライバーは歩行者を優先することなどを挙げ、非常に「秩序がある」社会であると称賛。また、国全体が清潔でゴミがまったく落ちていないことを挙げ、「多くの中国人が日本を高く評価している」と紹介した。

 その一方で、中国人旅行客にとっては「日本はすべてが最高だが、それでも唯一受け入れ難いものがある」と主張し、それは「畳」の文化であると強調。和食レストランで食事をすることになった場合、靴を脱いで座敷に上がる必要があり、1日中観光で歩き回った靴の中は汗で蒸れて臭くなっているため、靴を脱いで座敷に上がることが「受け入れ難い」と感じると紹介した。

 また、畳の上では椅子に座れないため、中国人からすると足が痺れたり、体が痛くなったりしてしまい、やはり「受け入れ難い」と感じるのだと指摘した。

 国や地域が異なれば、当然文化や習慣は異なってくるものだ。中国人旅行客の訪日目的が「モノ」から「コト」へと変化しているとも言われているが、こうした日本の様々な文化や習慣を含めた「コト」を楽しんでもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)