レオタード姿の男女がはつらつと踊る、キレッキレのダンスが一世を風靡した、武富士のCM。初代「武富士ダンサーズ」に名を連ねていたのは、大西裕貴子(50)だ。

「収録したときは、別の曲でした。ダンスの振付を撮った後にイメージソング『シンクロナイズド・ラブ』が決まり、違和感がないように制作したそうです」

 収録後、プロデューサーは、ジャケットとハット姿で撮ったダンスを使うと説明した。ところが……。

「放映されたのは、レオタードで撮ったダンスでした(笑)」

 ギャラは30万円。CMは話題になり、約6年間流れた。

「金額は忘れましたが、定期的にお小遣い以上の額が振り込まれました」

 その後、田原俊彦のディナーショーに振付スタッフとして参加。これをきっかけに、ジャニーズ事務所からも依頼が。

「SMAP、TOKIO、忍者らを担当しました」

 1995年に結婚、出産。しばらくダンスから離れていたが、1999年に復帰。現在はいろいろなタレントのレッスンに駆け回る。なかでもご当地アイドル「手賀沼サンセット」を育成中だ。

おおにしゆきこ
1968年生まれ マイケル・ジャクソンに憧れダンスの道へ。渡米2回。2003年、千葉県我孫子市にダンスとボイストレーニングの「Y.O DANCE STUDIO」を開設

(週刊FLASH 2018年10月16・23日合併号)