金属板切断が3倍速、アマダがレーザー光“振動”で実現
アルミやステンレスの切断速度は従来比3倍で、出力8キロワット機相当の速さになる。従来は速度を上げると材料が斜めに切れる課題があった。
また、ドロスと呼ばれる溶けた材料の残留物は、従来機で高さ168マイクロメートル(マイクロは100万分の1)だったものがほぼゼロになり、面粗度は同2倍以上向上する。
発振器から出たレーザー光を同ユニット内部の鏡で振動させ、光をわずかに揺らす。レーザー光を微細な8の字やUの字の軌跡を描くように照射するといった自由な制御ができる。切断方向に対して1の字を描くようにすることで、最も切断に適した光の中心を多く使え、熱量不足で生じるドロスの発生を抑える。
アルミやステンレスはエレベーターや自動車、厨房(ちゅうぼう)機器など幅広く使われる。主流のファイバーレーザー加工機はこれらの材料での課題から、1980年代からある二酸化炭素(CO2)レーザー加工機が使われることが多い。新技術の投入で需要拡大への対応とCO2レーザーからの置き換えを進める。
