2018年9月21日、台風21号による浸水被害で、閉鎖が続いていた関西国際空港の第1ターミナルの営業が再開された。運営する関西エアポートによると、再開済みの第2ターミナルと合わせ、国際・国内線の旅客便計約470便が発着する予定だ。第1ターミナルの全面復旧は17日ぶりで、台風被災前の9割以上が回復することになる。

ツイッターには、早速、関空第1ターミナルを訪れた人からの報告が届いている。

「みんな一緒に一歩ずつ前進だぜ！」


関西国際空港第1ターミナル（Kirakirameisterさん2011年撮影、Wikimedia Commonsより）

ツイッター上の反応を見てみると......、

「第1ターミナル人がいっぱいです」という報告もあったが、「関空内は普段と変わりないけど、前よりすごく人が少ない」「気持ち飛行機少ない？かな？」という感想もあった。第1ターミナル再開の告知は行き届いていたのだろうか。

第1ターミナルのジェットスターのカウンター前にも、搭乗客の行列ができ、チェックインの手続きが行われたようだ。

関空全面再開歓迎セレモニーに、関空のある大阪府泉佐野市の「イヌナキン」をはじめ、関西のキャラクターも顔を見せたらしい。「みんな一緒に一歩ずつ前進だぜ！」というコメントも添えられている。

また貨物便も一部再開しているが、復旧は遅れており、台風被災前の水準に戻るには、まだ時間がかかる見込みだ。

タンカーの衝突で損壊した空港と対岸を結ぶ連絡橋は、鉄道（JR西日本・南海電鉄）が18日から再開した。道路の全面復旧は来春の大型連休前となる見込みだ。