「毛利敬親肖像」(原田直次郎、明治23年(1890)、山口県立山口博物館蔵)/画像は主催者提供

写真拡大

山口県山口市の山口県立美術館で7月13日(金)から8月26日(日)まで、「明治150年記念特別展 激動の幕末長州藩主 毛利敬親」が開催される。

【写真を見る】長州藩の歩みを重要文化財28点を含む、約200点の歴史資料と美術工芸品で紹介/「白地桐唐草文様陣羽織」(江戸時代(19世紀)、毛利博物館蔵) / 画像は主催者提供

天保八年(1837)、長州藩13代藩主を襲封した毛利敬親(1819〜71)。彼の生涯と事績を中心に、長州藩の歩みを重要文化財28点を含む、約200点の歴史資料と美術工芸品で紹介する。

担当者は「毛利敬親は、天保八年4月、19歳にして長州藩13代藩主となりました。その前年に、三人の藩主を相次いで失い、度重なる洪水や干ばつで経済的な危機にも見舞われていた長州藩は、この若き主君に、藩の行く末をゆだねることとなったのです。

やがて時代は嘉永六年(1853)のペリー来航を機に、激動の幕末維新期へ。有能な人材を発掘・育成し、藩政改革を推し進めた敬親は、国事にも関わりながら未曽有の難局を乗り越え、明治維新に大きく貢献しました。この機会に、敬親の果たした役割をじっくりとご覧ください。きっと、維新に対するイメージが変わると思いますよ。“明治維新のバックにこの男あり”です」と話す。

明治150年記念のこのタイミングに、山口県で長州藩の歴史を学ぼう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)