9割近い女性が自分の歯を美しく保つことに興味はあるが、自分の歯に自信のある女性はわずか1割以下しかいないことが11日、通信販売大手「千趣会」(本社・大阪市、行待裕弘社長)のネットアンケートで明らかになった。

 調査は、10月26日から30日まで、同社にモニターとして登録している全国の20−59歳までの女性を対象に、インターネット上で行われ、1986人の有効回答があった。

 ◆自分の歯を美しく保つことに興味がある=85.5%
 「自分の歯を美しく保つことに興味があるか」という質問に対して、9割近い女性が「ある」と答えたが、「歯並びに自信がありますか」との問いには、「ある」と答えた人は27.9%。逆に「ない」と答えた人が70%と、大部分の女性が自分の歯並びに自信を持っていないことが明らかになった。また、「歯の美しさに自信がありますか」という質問には、「ない」と答えたひとが90.6%で、ほとんどの女性が自分の歯をきれいだと思っていないこともわかった。

 ◆自分の歯を美しくしたいと思う=83.3%
 8割以上の女性が「自分の歯を美しくしたい」という意識を持っており、特に20代では9割以上が「歯を美しくしたい」という意識が高い。

 ◆本格的なホワイトニングをしたいと思う=63.5%
 6割以上の女性が「本格的なホワイトニングをしたい」と希望しており、ここでも20代は77.3%と大部分が「歯を白くしたい」と思っている。

 ◆歯を美しくするためにお金をかけてもよいと思う=42.1%
 では、「歯を美しくするためにお金をかけてもよいと思うか」という問いには、「思わない」(18.2%)と答えた人の2倍以上、4割強の女性が「思う」と回答しており、「実際にかけてもよいと思っている金額」でも4割近い女性が「1万円以下」と答えた。その一方で、「50万円以上」という女性が1割以上もいた。

 ◆歯科矯正をしたいと思う=32.1%
 9割の女性が美しい歯並びになりたいとは思っているが、「歯科矯正をしたいと思うか」という問いには、「はい」と答えた人が32.1%で、52.8%の女性が「そこまではしたくない」と思っているようだ。「歯科矯正をしたい」と思っている女性は20−30代が多く、歯科矯正の開始時期は児童期(6−12才)が最多で、次に17−18才が多い。

 調査の結果、ほとんどの女性が「美しい歯」に興味がある反面、自分の歯には自信を持っておらず、「美しい歯」になりたいという願望は強いが、「実際にお金をかけるか」「矯正するか」と問われれば「はい」と答えた人は半数以下で、願望だけが強いことが分かった。その一方で、20代の女性の「美しい歯」に対する意識は非常に高く、「実際にお金をかけてよい」と思っている割合が30代に比べて高いことも分かった。【了】

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