我が子に対して、毎日ガミガミうるさく言いたくないけれど、言わなきゃやらない。というか、言ってもやらない。そんな悩みを抱えるお母さんはたくさんいます。子どもはどう思っているのか……ということで、株式会社やる気スイッチグループホールディングスが中高生100人を対象に実施したアンケートの調査結果をご紹介します。

やる気スイッチオフのダントツ1位ワードとは?

親に言われてやる気スイッチがオンになった言葉が「ある」と回答したのは40%。そのうちの70%が、母親からの言葉でやる気スイッチがオンになったと答えています。
一方、親に言われてやる気スイッチがオフになった言葉が「ある」人は51%という結果に。誰に言われてオフになったのかというと、こちらも母親(79%)が最も多い回答となりました。

母親の言葉が子どものやる気に火をつける!?

良い意味でも悪い意味でも、母親からの言葉が子どもに影響していることがわかりますね。子どものタイプにあわせた声かけの必要性を強く感じる結果となりました。

では、どんな言葉でやる気スイッチがオン・オフするのか見ていきましょう!

やる気スイッチがオフになった言葉ワースト3

1位:勉強しなさい・早くやりなさい(53%)
2位:何をやってもできない・どうせできない(18%)
3位:勉強なんてしなくていい・遊んでていい(11%)

1位は「勉強しなさい・早くやりなさい」……つい言ってしまいます。選んだ理由としては、「やろうと思っている」「やらなくてはいけないことはわかっている」がほとんどでした。頭では理解しているのに、親から言われるとやる気が低下してしまうようです。同じ勉強をするように促す言葉であっても、ただ上から「しなさい!」というよりは、「しなくていいの?」と子どもに問いかけるほうが、子ども自身が気づき、考えるきっかけになるのかもしれません。

2位「何をやってもできない・どうせできない」などの否定的な言葉や、3位の「勉強なんてしなくていい・遊んでていい」といったやる気をそぐような言葉も、子どものやる気スイッチをオフにしてしまいます。

また、ランク外には「(寝転がりながら)勉強しなくていいの?」という回答も。親の姿もしっかり見られていますので、気を抜いてはいけません。

子どもがやる気になる声かけとは?

やる気スイッチがオンになった言葉ベスト3

1位:がんばって・応援しているよ(37%)
2位:このままじゃ受からないよ・しなくていいの?(30%)
3位:部活のためにがんばりな(7%)
3位:無理しないでいいからね(7%)
3位:携帯解約するよ(7%)

1位には「がんばって・応援しているよ」という前向きな言葉がけがランクイン。夢を応援してくれたり、自分の人生のことを真剣に考えてくれているなど、自分のことを信じてくれて理解してくれていると子どもはやる気が出るんですね。

また、弱気になっているときには、2位の「このままじゃ受からないよ・しなくていいの?」などの叱咤激励で火がつく場合もあるようです。

3位の「携帯解約するよ」や、ランク外の「アプリ、アンインストールするよ?」は、やる気をオンにせざるを得ない……といったところでしょうか。
いずれにしても、子どもが親のことを自分の味方だと思えるかどうかが分かれ目に。

心配や不安から、つい子どものやることに干渉し口を出したくなりますよね。でも、やる気スイッチをオフにする言葉ばかり言っていたとしたら……!? 子どものやる気に火をつけるのは、母親の言葉。2018年は、子どもがイキイキする言葉かけを意識してみませんか?

【参考】※ 株式会社 やる気スイッチグループホールディングス
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対:スクールIEに在籍する全国の中学生、高校生
有効回答数:100人
調査実施日:2017年10月2日(月)〜2017年12月15日(金)
調査主体:株式会社やる気スイッチグループホールディングス調べ