中国メディア・今日頭条は12月31日、「世界で最も美しい都市の1つは、風景が美しいばかりではなくみんながうっとりする牛肉まである」と題し、兵庫県神戸市について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・今日頭条は12月31日、「世界で最も美しい都市の1つは、風景が美しいばかりではなくみんながうっとりする牛肉まである」と題し、兵庫県神戸市について紹介する記事を掲載した。

 記事は、「われわれはみんな清潔で整った都市で生活したいと望んでいる。しかし実際は、道を歩けばしばしばゴミに出くわし、空を見上げればますます見にくい青空が広がってて、遠くのビルは深いスモッグの中に隠れてしまう。ところが、地球上には清々しい環境を保っている街が存在するのだ」とし、その1つが神戸であると伝えた。

 そして、近畿地方の兵庫県に位置する神戸市が、2007年にフォーブスが発表した世界の清潔な都市トップ25に選ばれたほか、12年には英国の人材コンサル企業ECAインターナショナルによる「世界の住みやすい都市ランキング」において日本で唯一トップ10入りするなど、美しく住みやすい街として国際的に高い評価を得ていることを説明した。

 記事は、「西に六甲山がそびえ、大阪湾と向かい合う、長い歴史を持つ神戸の街は美しい風景の国際貿易港都市である。西洋文化の影響を強く受けており、東西折衷の風景に満ちている。高所から神戸の街全体を眺めると、その配置が実に趣深いものであるかが分かる」と評価。そして、「神戸は日本で最も早い時期に肉食文化が普及した街の1つ。高級牛肉品種である神戸牛ともかかわりがある」とし、これほどキレイで美しい街が人びとを引き付けない訳がないと賞賛した。

 今から37年前の1981年、神戸ポートアイランド博覧会が開かれた。博覧会では「21世紀の港とくらし」がテーマの1つとなり、近未来的な都市像が示された。その14年後の95年1月には阪神淡路大震災が発生。神戸の街も大きな被害に見舞われ、市民の努力によって復興した。遠い昔から現代までの歴史的な重みも、21世紀の神戸の街が美しいとされる要素の1つと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)