和田アキ子、NHK紅白にまだ未練?安室奈美恵の”紅白トリ案”に恨み節(写真はイメージです)

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 和田アキ子(67)が9月24日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で「安室奈美恵(40)の紅白大トリは確実」というスポーツニッポンが報じたニュースに対して噛みつき、波紋を呼んでいる。

「今までトリやらせていただいたことありますけど、トリでも豚でも一緒なんですよ」

 つまり和田にとっては、ステージの最後を締めくくる『トリ』など、たいして特別なことではないという意味であろう。この発言について、エンタメ誌ライターはこう読み解く。

「去年40回目の出場を目前に、紅白に落選した負け惜しみにしか聞こえません。もちろんトリを務めたという自慢も含まれています」

 さらに和田は同番組で「私は急に切られたけど、(引退を)決めた人はあんまり、どうなんだろう?」と疑問を示した。それは紅白に切られた和田の「私はまだ歌えた、そして出られるだけの実力がまだある。それなのに紅白に勝手に落とされた」という気持ちから出た発言だったのかもしれない。

■歌手としての実績の差が歴然の安室と和田

 一方、歌手人生の幕引きを自ら決めた安室にとって『NHK紅白歌合戦』出場は叶えたい夢でもないのではとも推測している。

「和田は番組中、彼女の引退発表に『驚きました』としながらも、音楽業界を牽引してきた安室へのねぎらいコメントは一切なかった。」(前出・ライター)

 やけに安室の電撃引退に冷淡な和田だが、歌手として対抗意識を強いのであればそれはお門違いだろう。安室の新曲『Just You and I』は23年連続のシングルTOP10入りとなり、アーティスト歴代1位タイとなる記録を達成。かたや和田の去年の新曲『All Right!!!』は初登場200位圏外。安室が比較されるべきは昭和の歌姫と呼ばれた美空ひばりクラスの歌手だろう。

 奇しくも安室は25周年、和田はその倍の50周年。引き際の美学というものを彼女も、安室から学んでみてはどうだろうか。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。