外出先でもニンテンドースイッチのスプラトゥーン2をプレイ!テザリングでも遊べるのか?

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今、最も熱いゲーム機といえば誰しもが真っ先に答えるのは「ニンテンドースイッチ」でしょう。

出荷予定が数ヶ月先の予約販売も、開始から数分で完売しています。
さらに週末ごとに店頭に入荷する分も抽選販売が行われ、数10〜数100台の入荷に対し、1,000人以上が列を作るなど、未だにスイッチ熱は下がらず、加熱しています。

ニンテンドースイッチが人気な秘密の1つが、遊び方の多様性です。
・TVに繋いで遊ぶ
・持ち出して携帯ゲーム機として遊ぶ
と、どこでも遊べる自由度の高さが魅力です。

もちろん、過去にこうしたゲーム機はまったくなかったわけではありません。
しかし最近のゲームは、
「携帯ゲーム機」
「家庭用据え置きゲーム機」
「スマートフォン」
と、それぞれに、
・ネット経由のソーシャルゲームはスマートフォン
・携帯できる専用ゲームは携帯ゲーム
・華麗なグラフィックと大型ゲームは据え置きゲーム機
と、メリットによりプレイする場所も棲み分けられています。

しかし、ニンテンドースイッチは、
家庭用据え置きゲーム機の華麗なグラフィックを、携帯ゲーム機の気軽さで持ち歩いて楽しめるという、いいとこ取りを実現した新しいスタイルのゲーム義なのです。

最新のゲームは、インターネット接続することで
・対人対戦
・新アイテムのゲット
・新ステージの公開
・日時が限定されたゲーム内イベントの実施
などの人気プレイを提供するケースが多くなってきています。

ニンテンドースイッチでも、こうしたゲームを屋外でも存分に楽しむためには、
インターネット接続環境が必要となります。


今回は、気軽に用意できる「ネット回線」として、スマートフォンのテザリング機能を用いて、
実際に、屋外ニンテンドースイッチを楽しめるのか?
検証してみました。

●スマホのテザリングでスプラトゥーン2を遊んでみる




現在、屋外で使えるモバイル回線には、色々な選択肢があります。
・大手キャリア(MNO)LTEモバイル回線
・格安(MVNO)キャリアのLTEモバイル回線
・公衆無線LANなどのWi-Fi回線

今回は、今人気の「格安SIM」を使って遊べるか? を試してみます。

ニンテンドースイッチは、大人もハマるほど楽しいゲームが多いのですが、やはり一番多いプレイヤー層は小中学生でしょう。
そうなると、子供に持たせる携帯電話・スマートフォンとしは、
・格安SIM+スマホもたせたい
・格安SIM+スマホを持たせている
という家庭も、最近は多いと思います。

そこで、
・SIMフリースマートフォンは、「HUAWEI P9」
・格安SIMは、「LINE MOBILE・コミュニケーションフリープラン」
の組合せたモバイル回線を用意しました。

HUAWEI P9は、2016年モデルですが現在でも十分に快適に利用できるモデルです。
LINE MOBILEも、高画質な動画視聴を頻繁に行うのでなければ十分な速度が出るほど快適です。

なお、今回検証を行ったのは平日のお昼時。
スマートフォン単体で利用する限り、SNSはもちろん、動画視聴も苦ではない速度が出ていましたが、ゲームのネットワーク対戦ではどのような結果になるのでしょうか。




ゲームは、「スプラトゥーン2」。
最もお馴染みのネットワーク対戦モード「ナワバリバトル」を選択しました。

「ナワバリバトル」は、
リアルタイムにキャラクターを操作し、ステージ内を自陣の色に塗り染めていくバトルモードです。

固定回線でも回線速度が極端に遅い夜間だと「ラグ」が発生し、いないはずの場所から相手の攻撃が飛んできて、知らない間に倒されるなんてアクシデントも起きる対戦モードです。
そのためモバイル回線にはかなり厳しいのではないかな?
と思いましたが、実際に遊んでみるとそこまでラグを感じることなく遊ぶことができました。

もちろん、モバイル回線は。通信の性質上。
・場所や時間帯
・電波の受信、回線の安定度
など、状況によって速度も変わってきます。
そのため、毎回同じように「快適に遊べる」と断言できるものではありません。

それでも、外出先でニンテンドースイッチを
・インターネット接続が必要な場合
・日時の限定されたイベントが開催される
といったケースでの選択肢としては十分に実用性があると思われます。

●データ通信量はどのくらい使うのか
ニンテンドースイッチで、モバイル回線を用いたインターネット接続やネット対戦が「遊べる」ことわかりました。

続いて気になっているのが「データ通信量」ですね。

スマートフォンのモバイル通信は、1か月当たりの高速通信できるデータ通信量は制限が設けられています。
ニンテンドースイッチに使うテザリング機能で、大量の通信量が発生するようであれば、本来の日常生活でのスマートフォン利用に支障がでてしまいます。




こちらはスプラトゥーン2のナワバリバトルを1試合終えた時点でのデータ使用量です。

「テザリングとポータブルアクセス」の項目で利用したデータ通信量は10メガバイトほどと出ています。

一回の対戦で10メガバイトほどの通信であれば、外出先でモバイル回線を利用して遊びたい場合でも、日常のスマートフォン利用には大きな影響がないと言えるでしょう。

今回利用したLINE MOBILEの回線は3GBの契約です。
単純計算ですが、全てをゲームで使ったとして、300回の対戦が可能ということになります。
1日10回プレイしても、1か月遊べます。

1日1回プレイであれば、300MB、10%の利用ですみます。

この程度の利用であれば、問題ないでしょう。

また、SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターと格安SIMを組み合わせて、ゲーム用の回線として利用するのもアリかもしれません。

ニンテンドースイッチは、これからゲームタイトルがどんどん増えてきます。
そうなれば、これまで以上に、
・持ち出せる本体
・コントローラーが分離する
・屋外でも無線通信でプレイできる
といったメリットから、今までにない遊び方を試したり、楽しめたりできることでしょう。

そんなとき、手持ちのスマートフォンのテザリングを賢く、上手に使うことで、ニンテンドースイッチの遊びの幅が広げられるはずです。