ミラン移籍が決定したカリニッチ。(C)Getty Images

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 ようやく決定だ。ミランがフィオレンティーナからクロアチア代表FWのニコラ・カリニッチを獲得。開幕戦のクロトーネ戦を数時間後に控えた現地時間8月20日、クラブ公式ツイッターで「NK WELCOME TO AC MILAN」と発信した。
 
 フィオレンティーナでの2年間で公式戦通算33ゴールを挙げたカリニッチは、今夏の早い段階でミランと個人合意し、7月には「ミランに行きたい。フィオレンティーナでの僕のサイクルは終わったと考えている」とコメントしていた。
 
 とはいえ、クラブ間交渉が難航。8月16日にミランがカルロス・バッカをビジャレアルに放出し、フィオレンティーナがジェノアからジオバニ・シメオネを獲得したことで再び話は進んだが、移籍金の支払い方法で揉め、カリニッチが17日のチーム練習をボイコットする事態にまで発展した。
 
 しかし、その後に両クラブが歩み寄り、『スカイ・イタリア』などによると最終的には1年レンタル+買い取り義務で合意した模様。レンタル料が500万ユーロ(約6億4000万円)、買い取り額が1500万ユーロ(約19億2000万円)だという。
 
 カリニッチは現地時間8月21日にメディカルチェックに臨み、正式サインする見込み。今年4月に中国資本となり、今夏は大型補強を展開するミランにとってクロアチア代表FWは、実に11人目の新戦力となる。