19日放送、TBS「炎の体育会TV」では、元メジャーリーガー・新庄剛志氏がゲスト出演。「新庄剛志(45)因縁の？？？と18年ぶり再会 あの事件の真相をテレビ初告白」として、元巨人・槙原寛己氏と再会を果たした。

それは1999年6月12日、甲子園球場で行われた巨人対阪神戦のこと。4対4で迎えた延長12回裏、当時阪神に所属した新庄氏は、槙原氏の敬遠球を身を乗り出すようにして打つとボールは三遊間へ。敬遠球をサヨナラヒットにするというプロ野球史に残る名場面を生み出した。

同番組で槙原氏と再会した新庄氏は「絶対怒ってると思ってた」とポツリ。当時を振り返った槙原氏が「（敬遠は）相手に参りましたってやってるのに、まさか打ってくるとは思わなかったから。あれで僕リリーフ失格になりました」と明かすと、新庄氏も「2日前に敬遠の練習をしてた」と告白した。

「広島戦で同じケースで。僕4番打ってて、（敬遠球を）見てたら『これ打てるんじゃないかな』ってものすごく思った。次の日、練習でバッティングピッチャーに『この辺（外角高めに大きく外れたボール）に5球でいいんで投げて下さい』って言った」。

こう説明した新庄氏だが、槙原氏も「最後にだんだん（ホームベースに）近づいてきて、打った時にベース踏んで打ってる」と新庄氏がアウトだったと主張。長嶋茂雄監督（当時）も抗議したが、すでに甲子園はお祭り騒ぎとなっており、抗議が聞き入れられることはなかったという。

「確かに踏みました。でも審判はそういうとこ見てないと思ってたから」という新庄氏だったが、槙原氏が「あれから巨人ファンからブーイングがくるようになりましたから辛かった。でも打たれた方が悪い」などと話すと、「すいませんでした」と改めて謝罪した。