ジャニーズのインターネット革命始まるか(写真はイメージです)

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 2017年8月上旬から、インターネットショッピングサイトのAmazonと楽天で、ある「不可解な動き」が見られ話題となっている。ジャニーズ事務所所属アーティストのジャケット写真がオンライン上に掲載されているのだ。通常のアーティストならそれは当たり前のことだが、これまでジャニーズ事務所は著作権や版権に非常に厳しく、WEB媒体はおろか雑誌の公式サイトですらオンライン上ではすべて灰色抜きになっていたが、そうした事態に変化が起きているのだ。

「何かの間違いかと思ったのですが、どうも嵐、関ジャニ∞、TOKIO、Kinki Kinds、V6、Hey! Say! JUMP、NEWS、Sexy Zone、Kis-My-Ft2あたりが、Amazonや楽天でDVDのジャケットが掲載されている。いよいよジャニーズ事務所がネット解禁に動き出したのかとも憶測を呼んでいる。ただし『anan』(マガジンハウス)や『女性自身』(光文社)といった雑誌のWebメディアは、依然として灰色抜きのままです」(ジャニーズに詳しいライター)

■ジャニーズ、このまま一気にネット解禁なるか!?

 インターネット上で散見されるジャニーズ事務所所属アーティストの画像は、すべて雑誌や映像から切り抜いた無断掲載やコンサート会場で隠し撮りされたものがほとんどだ。これまではジャニーズ事務所がネットにうといということもあって、オンラインの掲載に関してメディアはシャットアウトし、一般人の無断掲載については、まったく取り締まられていなかった状況が長年続いていた。これが変わる可能性があるというのだ。

「アーティストの写真を勝手にブログ等にアップするのは、著作権の侵害行為。しかし、Amazonや楽天の商品を紹介するかたちでジャケットを自身のブログに表示させることは著作権上、問題がない。そのため、今後は『気持ちよくジャニーズのDVDを紹介できる』『いよいよスマホにジャニーズの画像が入るなんて胸熱』などファンから喜びの声が挙がっています」(ジャニーズに詳しいライター)

 ついにネット解禁の序章となるか!? 静かに始まったジャニーズ革命に注目だ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。