中国はあらゆるものの変化が非常に速い国だ。それだけ急激に社会や経済が変化しているということだが、その変化は人びとの外見にも表れている。以前の中国ではファッションに気を使っている人はそう多くはなかったが、現在の中国では大都市を中心に髪型や服装など非常におしゃれな若者が非常に多くなった。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国はあらゆるものの変化が非常に速い国だ。それだけ急激に社会や経済が変化しているということだが、その変化は人びとの外見にも表れている。以前の中国ではファッションに気を使っている人はそう多くはなかったが、現在の中国では大都市を中心に髪型や服装など非常におしゃれな若者が非常に多くなった。

 だが、このような変化はまだ世界各国の人びとに周知されていないようで、おしゃれな中国人ほど日本人や韓国人に間違えられ、辟易とする事態に直面することがあるようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、外見に気を使う中国人女性ほど、外国では日本人もしくは韓国人だと間違えられると伝え、その理由について考察している。

 記事は、もともと人間は外見だけで他の人種の国籍を推測し、当てるのが難しいものだと伝える一方、米国など諸外国では韓国人女性は肌が綺麗で、頭からつま先まで気を使っていて、年中足を露出しているというイメージがあると紹介。また、日本人女性は可愛らしく、韓国人女性より控えめなファッションが特徴で、メークもしっかりしているイメージだと紹介した。

 一方、中国人女性については「日中韓の女性のなかでもっとも野暮ったいイメージが定着している」と伝え、外国人から見た中国人女性は「体型やファッションのコーティネートなど外見にこだわらず、スリッパのまま外出する」といったイメージだと紹介した。

 中国の女性もオシャレで、外見に気を使うようになっているとは言え、まだこのイメージが外国で定着していない背景について、中国の教育環境にも原因があると指摘。中国の中学校や高校では制服がジャージであり、週に1回ほど風紀検査が行われたと紹介。このような厳しい風紀検査は中国人女性たちの美に対する知識と追求心を損なわせているとし、だから中国人女性は外国で「野暮ったいイメージ」を持たれているのではないかと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)