日本時間5日、ドジャースにトレードされたダルビッシュ有が新天地で初登板。ニューヨークで行われたメッツ戦に先発すると、初回こそ不安定な立ち上がりとなるも尻上がりに調子を上げ、7回99球10奪三振の好投で零封、移籍後初勝利を上げた。

すると同日に放送されたフジテレビ「スポーツLIFE HERO’S」では、野球解説者で現役時代はドジャースでも活躍した石井一久氏が、ダルビッシュのピッチングを振り返った。

「ストライクゾーンの中でしっかりとアグレシッブに攻めれたのが打者を支配できた要因」と切り出した石井氏。グランダーソン、ウォーカー、ロサリオの3選手を、それぞれストレート、カーブ、スライダーで三振に仕留めた7回については、「今日は真っ直ぐ、カーブ、スライダー、全ての球種が決め球になっていて奥行き緩急と完璧なピッチング内容」と絶賛した。

また、「言うことないピッチング」と繰り返した石井氏は「今日は配球」と総括。「試合前、GMとのミーティングの中でハイボール、ダルビッシュ投手はスピンレートがいいので、スピンがきいてる真っ直ぐがあるので高めを多く攻めていこうというミーティングをしての配球だった」と登板の裏側を語ると、「ワールドチャンピオンになるために来たので頑張ってほしい」とエールを送った。