ユナイテッド、ルカク獲得を公式発表! 「人生で一度しかないチャンスを断ることなどできない」

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▽マンチェスター・ユナイテッドは10日、エバートンからベルギー代表FWロメル・ルカク(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2022年6月30日までの5年となり、さらに1年間の契約延長オプションが付随している。

▽今夏、チェルシー行きが決定的と言われた中、ユナイテッド行きを決断したルカクは、クラブ公式サイトで以下のようなコメントを残している。

「まず最初に、この4年間素晴らしいシーズンを過ごせたことを、エバートンとファンに感謝したい。大事な友人もでき、素晴らしい瞬間を共有してこられた。それでもなお、マンチェスター・ユナイテッドとジョゼ・モウリーニョ監督が連絡をくれれば、それは人生で一度しかないチャンスであり、断ることなどできないものだった」

「昨シーズンのヨーロッパリーグ決勝では、闘志、勝利への決意、スピリットを見せていたね。そして、僕もそのチームの一員に加わりたいと思ったんだ。オールド・トラッフォードで、7万5000人のファンの前で走るのが待ちきれないよ。でも、その前にハードワークをこなすべき場所こそ、プレシーズンだ。チームで最初のトレーニングセッションを楽しみにしている」

▽また、チェルシー時代にルカクを指導していた経験を持つジョゼ・モウリーニョ監督は、かつての教え子の獲得に満足感を示している。

「ロメルはマンチェスター・ユナイテッドに自然にフィットするプレーヤーだ。彼は真っ直ぐな性格の持ち主で、優れたプレーヤーだ。その彼が最大のクラブでキャリアを展開したいと考えるのは自然なことだ。彼の加入は大きい。チームの全員も彼を歓迎してくれるだろう。再び彼と仕事をするのが楽しみでならない」

▽今月8日にクラブ間合意が発表されていたルカクの移籍金に関しては、イギリス『BBC』など複数メディアが7500万ポンド(約110億円)前後と推定している。なお、背番号9着用が予定されるルカクは、プレシーズンのトレーニングでロサンゼルスに滞在しているチームに合流する。

▽2011年に加入したチェルシーで定位置を掴めなかったルカク。しかし、2013-14シーズンにレンタル移籍したエバートンで才能の片鱗を見せ、2014年夏にエバートンに完全移籍した。2016-17シーズンはプレミアリーグ37試合25得点。プレミアリーグ屈指のストライカーに成長へと遂げた。