悪童と呼ばれるマリオ・バロテッリも、偉大なる先達への敬意は欠かさなかった。だが、おそらくは純粋な気持ちで行ったはずのオマージュが、思わぬ騒ぎとなっている。

バロテッリは28日、インスタグラムで、ローマでのラストゲームを迎えたフランチェスコ・トッティに、「今日、サッカー界は偉大なるカンピオーネを失う。偉大なるカピターノに敬意を込めてオマージュを」とメッセージを送った。

Al di là di tutto ... Oggi il mondo del calcio perderà un grande CAMPIONE .... un omaggio con stima a un grande CAPITANO !

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トッティは28日、本拠地オリンピコでの今季最終節ジェノア戦で、愛するローマのユニフォームを脱ぐことになった。下部組織時代からローマ一筋28年で戦ってきたトッティの最後とあり、世界各国から改めて賛辞が寄せられており、バロテッリもそのひとりだった。

ところが、投稿に使った写真がマズかった。イタリアメディアによると、この写真は4月30日に行われたラツィオとのダービーでのひとコマという。ローマが1-3と宿敵ラツィオに敗れ去った一戦だ。


実際、両手を腰に当てている写真のトッティの背中は、どこか寂しげだ。その奥には、おそらくゴールを喜んでいるラツィオのサポーターたちの様子もうかがえる。

数あるトッティの写真の中から、この一枚を選んでしまったバロテッリ。「失態」と指摘されても仕方ないかもしれない。本人に悪気はなかったはずだが…。