G大阪にけん責と制裁金200万円…サポーターの不適切フラッグ掲出問題

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 Jリーグは11日、ガンバ大阪サポーターが4月16日に行われた2017明治安田生命J1リーグ第7節のセレッソ大阪戦にて、政治的思想を連想させるフラッグを掲出した問題における制裁を発表した。

 G大阪は当面の公式戦において同クラブを応援する横断幕や旗、ゲートフラッグ等、全ての掲出物を禁止するなど迅速な対応を行っていたが、JリーグはG大阪に対してけん責(始末書をとり、将来を戒める)と制裁金200万円の処分を下した。

 制裁の理由については、「クラブは差別的行為の発生を予防する高度な責務を負うところ、クラブのファン・サポーターへの監視体制の構築および啓発活動が十分であったとは言えない」と記し、さらに、「2014年3月には埼玉スタジアムにて人種差別的な横断幕が掲出され、さらに、同年8月にはニッパツ三ツ沢競技場にてバナナが振られた。Jリーグとして、ひいてはサッカー界全体として二度と同様のことを繰り返さないと宣言したにもかかわらず、同種の差別的行為が発生したことは看過できない」と発表している。