史上最高額での移籍に、疑わしい点があるのだろうか。マンチェスター・ユナイテッドが昨年、ユヴェントスからフランス代表MFポール・ポグバを獲得した取引について、FIFAが調査に乗り出すという。『AFP』の報道が各国で伝えられている。


2009年にユナイテッドのユースに入団したポグバは、出場機会を求めて2012年にフリーでユヴェントスに加入。イタリア王者で4連覇に貢献するなど活躍し、世界を代表するトッププレーヤーの仲間入りを果たした。

ユナイテッドは昨年夏、そのポグバを買い戻した。移籍金はサッカー史上最高額となる1億500万ユーロ(約130億4000万円)。その金額から、ポグバが今季のパフォーマンスを批判されることも少なくなかった。

そのポグバの取引を、FIFAが調査するという。英『スカイ・スポーツ』は目的不明としているが、『BBC』は「取引について明確にする」ためと報じた。


イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによると、ポグバの移籍で代理人のミーノ・ライオラ氏が莫大な額を手にすることが問題になっているようだ。11日に発売される本によると、ポグバの取引でじつに4900万ユーロ(約60億9000万円)がライオラ代理人の懐に入るという。


『BBC』によると、ユナイテッドのスポークスマンは「個別の契約に関してコメントすることはない。8月に移籍が成立して以降、FIFAには書類がある」とコメントしている。